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2026年 春 古本屋・改古堂③ AIに聞いたの?
「そうじゃなくて、AI。つまり人工知能に聞いた」
「えっと、電話で人工知能と話すの?」
「じゃなくて、スマホは電話なんだけど、電話として使う事は、実際、少なくて...」
どんどん苦しくなっていくなあ。
「澪ちゃん、人工知能なんて使い方知ってるの?あっちの世界では、そんな専門知識があるのが普通なの?」
「いや、人間と会話するように、普通に話せば、普通に答えてくれる。普通の日本語で」
「それって、昭和の少年たちが夢に見た、未来のコンピューターそのものじゃん。昔のマンガやSFドラマなんかでは、よく有ったネタだけど。
...持ち歩けるようなものなの?別の世界から持って来たって?」
「持って来たけど、今は家に置いてある。充電してる」
「充電って」
おじさんは肩を震わせた。
「澪ちゃん、話を盛るにしても、もう少し現実味を持たせなよ」
「だから本当なんだって!」
おじさんは笑った。
「持ち歩ける電話で、人工知能と会話できて、その上、充電が必要なのか。あはは。
まだ3月か。エイプリールフールの予行演習なら、もう少し設定練ろうよ」




