十一話 この世界の魔法
お久しぶりです!
待っていた方はいないかと思いますが居たならば本当に申し訳ありません。
教会の中はとてもきれいで入り口近くには受付があり、その奥に俺は連れていかれた、テレサとはここで別れた。
「さ、もう少ししたら患者さんが来るからそれまで待ってね、あと使っていいのはヒールまでよ。」
因みにヒールまでのと言うのはアグニスに回復魔法をかけて判断してもらった、だがもしものことがあるかもしれないと考えるととても心配になる、俺はどんなゲームでもレベルを上げて物理で殴るかどっかで芋芋しながら敵を狙撃するかのチキンなんだぞ!そんな俺に一番簡単な魔法だけとか絶対に無理、でもやらなきゃいけないし、あぁ、緊張で胃に穴が開きそう(泣)。
そんな俺を心配したのかアグニスはこういった。
「大丈夫よ、あなたは魔法がとても上手だもの、私がついているわ。」
その言葉はなぜか俺を安心させた、これが母親という物なのか、なんか今アグニスが偉大に感じた。
「ありがとう、まま。」
俺が意識してできる最高の笑顔でアグニスにそう言った、するとアグニスの、鼻息が荒くなり、ハァハァと言い出した。・・・やはりアグニスはアグニスだった。
そんなやり取りをしていると一人の男が来た、男は手に血に濡れた包帯が巻かれていた、男はそっとその手を差し出す、俺は男の手に自らの手をかざしヒールを唱える、すると男は目を見開いて驚き即座に包帯を取り自らの手を確認する、おおかた俺の後ろにいるアグニスが治療するとでも思ったのだろう、男は手を確認し終わるとこちらに向き直り、
「ありがとうございました。」
といってそそくさと行ってしまった。
「うん、いい感じよ。でも次からはちゃんとヒールと言ってね、詠唱なんかは必要ないけどその魔法の名前を言うか言わないかで少しだけ効果が高まるの、あと無詠唱はなるべく使わない方がいいわ、あまり目をつけられたくもないし。」
そんなこんなで次の人が来たが特に問題もなかった。まぁ俺がヒールを使うのが少し驚いたようだったが。
「うん、これなら任せても大丈夫そうね。じゃあ、私はほかにやることがあるから行くけど、何かあったら私を読んでね、すぐに来るから。」
え、ちょっとまって、ずっと見ていてくれるんじゃないの?俺はお前の補佐だからそばについてないといけないんじゃないの?いやホントに待って!お願いだから行かないでー!俺を一人にしないでくれー!!!
その後何人もの患者が来たが特に問題もなくこなせた、もう数えるのも面倒になり、ただのマシーンとしてひたすらヒールをかけていると人がパタリと来なくなった、そして後ろからアグニスが来た。
「うん!しっかり出来たみたいね、じゃあおなか空いたでしょ、ご飯を食べに食堂に行くわよ。」
そんな感じで今度は教会の中にある食堂に連行され食事をとらされた、食堂ではかなりの人が俺とアグニスを見ていたのでやはりと言うべきかアグニスは有名なのだろう。
そして案内されたのは薄暗い個室、その部屋は奥に本棚が二つあるだけの殺風景な部屋である、しかも二つある本棚のうち一つは本が半分も埋まっていない、やはり本は貴重なのだろうか?
「さ、ここがこの教会にある全ての本よ、どう?いっぱいあるでしょ!でね、ええと確かこの辺りに・・・あ、あった、これが魔法に関することが載ってる本よ。じゃぁ一緒に読もうね。」
その一冊の本でアグニスが教えてくれたのはこんな感じだ。
・魔法とはMPと言うエネルギーを魔力とイメージで変換する技術
・魔法に必要なものはエネルギーであるMP、設計図であるイメージ、MPを変換させる力である魔力の三つである。
・魔法には火、水、土、風、光、闇、魔、七つの基本属性がありこれらから派生属性や独立魔法が出来る。
・派生属性や独立魔法は無限にあると思われる。
・独立魔法はある程度似たような効果の魔法が集まると派生属性になることがある。
・イメージを固め、新しい魔法を発動しようとした場合、それに見合う魔力とMPがあれば新しい魔法を作る事が出来る。
・人にはそれぞれ属性に適性がある。
・適性がある属性の魔法は効果が高くなる。
「ねぇ、わたしにてきせいがあるぞくせいってなに?」
「そうね~じゃあ今調べようか!」
え?




