十話 初めてのお外
ちょっと短いです。
あと評価、ブクマありがとうございます。
中世の住宅街を歩き賑わいがある大通りへと俺たちは出た、そこにはTHE・ファンタジーと言う光景が広がっていた。
「うわ~!」
思わず感嘆の声を上げる、耳が長く身長が高いエルフ(?)、身長が低くふくよかな体型のドワーフ(?)、ケモ耳に尻尾と肩のあたりまでモフモフしていそうな毛が生えた獣人(?)、体に鱗と角が生えた竜人(?)、色々な人や亜人で大通りは賑わっていた。
亜人の割合は全体の半分ってとこか、て、多くないか?
「あ~、カタリナはこんなに多くの人見たことないもんね。」
いや“人”はもっと多いところ見たこと見たことあるし。
「それに人に似ているけどちょっと違う人たちがいるでしょ、あの人たちは亜人って言ってね、色々な種族がいるの。でもね、みんな意思を持った“人”だから、差別とかはしちゃだめよ。」
うん、差別はしない、でもそれ以上に
「ね~、なんであじんがいっぱいいるの?」
亜人の量の方が気になる。
「亜人の数が多いのはね、それはこの国の位置が関係しているのよ、まずこの大陸は丸を縦に割ったような半円形なの、その半円の東側の端っこにこの国はあってね、北には大きい山脈があって、そこを越えたところにはドワーフって言う種族とドラゴニュートって言う種族が居てね、その山脈を越えるにはこの国にしかないトンネルを通らなきゃいけないの。次に西だけど西には不帰の森と言うところがあってね、そこの周り、もしくは浅いところににエルフが住んでいるの。あとちょっとモフモフした人がいるでしょ、あの人たちはビーストノイドって言ってねヒューマンと共存しているの、一応ビーストノイドの国もあるんだけど、それは海を越えたもう一つの大陸にあるけどね。因みに東には海があって、南にはヒューマンの国があるのよ、ま、この国もヒューマンの国だけど。」
「もうひとつのたいりくって?」
「えっとね、ずーーーっと西に行くともう一つの大陸があってね、その大陸も丸を縦に割ったような半円形なの、その大陸にはこっちとは違う文化とかいろいろあるらしいけど良くは知らないの、でも、この二つの大陸は昔くっついていて、それを昔の魔王が叩き割ったってよく言われているわ。」
魔王怖っ!絶対に魔王とは会いたくねえな。
「ま、こんなところで長話も何だし行くわよ。」
そう言ってアグニスは歩き出した、俺もそれを必死についていく。
途中色々な露店の商品や武器屋の武器に目を奪われながら歩いていくと、
「着いたわ、ここが私たちが働いている教会よ。」
そこには金属製の柵に大きな白い建物、そしてそれにつく鐘とステンドグラス、さらに周りには綺麗な花々、そう、これぞ教会と言う感じの建物があった。それを見た俺の感想は、
あ、上に十字架乗ってない。
という何とも変なものだった。




