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23話

そろそろ悪人を出してきましたが、勿体付けすぎなのかな?

〇リオス・オラフティア

王族の一人でり第2王子である俺様には王の椅子は巡ってこない。

優秀な兄が居るからである。


正直に言って目障りでしかない。

会う貴族、会う貴族どれもこれも兄は優秀で弟には追い付けるようにがんばれと

いった事ばかり、兄は兄だろうがと言いたくもなった。


純粋に俺様を評価しろ!


努力はしているし、兄に負けてるつもりもない。

誰にも文句を言わせない力が俺様は欲しかった。


そんな時、宝物庫の中にある一室へと連れていかれる。

10歳になると王家の人間はみんなここに連れてこられると言う。


そこには豪華な台座に突き刺さる黒ずんだ剣が一振り。


「これは聖剣と言われている過去の勇者様、

 つまりはご先祖様が使われた剣だ。

 言い伝えによればこの剣は使用者を選ぶらしい。

 勇者の血を引く者にその資格があれば応えるらしいのだが・・・」


今の所その勇者様以外誰にもその力は引き出せなかったらしい。

だが・・・。

その聖剣は応えた。

俺様に。

その手に剣の柄を握る。

俺様の小さな手にはいささか大きすぎて握るというよりは掴む感じだ。

その掴んだ場所から剥がれ落ちるようにくすみが消えて輝きだす。


「聖剣が・・・応えただと・・・」


現王である父上は驚愕する。

その後、この事は機密事項扱いとなり、

最上層貴族間でしか知る事が無かった。


だから、俺様はこの聖剣を使えるようにならなくてはならない。

兄を超えるために。

父上に認めさせる為に。

第2王子ではなく「リオス」として認識させるために!

兄の2番手扱いはもう嫌なんだ!


その後、学園へと入学すると、何故か隣の国の聖女が編入してきた。

正直「勇者」の俺に逢いにでも来たのかと思ったが、

ロジークのやつが言うにはゼネデイロ聖王国から逃げてきたらしい。


あの国では聖女と言われていたらしく容姿は良いが、

どうもどこにでもいる上っ面の貴族の笑顔を張り付けているようだ。

それに、なんと言ってもあの目が気に入らない。

見透かされるようで嫌な気分になるがそんな事を言ってはいけない。


何故なら。


もうすぐ始末されるらしいからな。


俺様以上に目立つ存在なんて必要ないだろう。


だから、今日の挨拶も優雅にこなすのだ。


「ごきげんよう。アクシア姫」


「ええ、ごきげんよう。リオス様」


そんな上っ面の挨拶をみて騒ぐ女子がうるさくて仕方ない。

何がお似合いだ。互いに狸の化かし合いだろうに。




〇ロジーク・ディッドマン


ディッドマン侯爵家を継ぐ予定の俺は今回の野外演習に父が口出しをした事を知っている。

死んでも問題ないような人選をあの王女の周りに配置したのだ。

下級貴族を使えればよかったがさすがに無理だったようだ。

計画の全貌は聞かされている王女の遺体が残るかは疑問だが、

周りにかなりの危害が及ぶだろう。


護衛冒険者でも連れていく事を進言しておこうかと思う。


然し、魔物に襲わせるか。

あの冒険者を使うのはあまり好きではないが・・・。

背に腹は代えられないか。


リオス王子も王位に執着を見せ始めた事だし、

これからは陰で動く第2王子派の連中が増えるだろう。

なにせ「聖剣」に選ばれた「勇者」様なのだからなぁ。

担ぐ奴は多くいる。

問題はどの時点で公表するかだろうな。

父上らが考える筋書きにそえるようにしないと、自分ですら排除されかねない。

この承認欲求が強すぎる王子も利用されるだけだろうしな。


飾りの王位と偽りの家臣達で出来上がる王国が滅びるんじゃないかコレ?

大丈夫なのか?

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