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それはまるで私達の様に寄り添っている

ハインデルク公爵家本領にある別荘地での討伐も今日で終わり

二週間程度お世話になる予定より数日早いけど

リアルちゃんの作ってくれたマシマシスキルのおかげでLVもずいぶん上がり

最早この近隣の敵を倒しても意味が無いらしい。


ある程度筋力がつけば良いかな程度だったので不満は無い。

まだ太ってはいるけどたった十日ばかりで結構痩せられた。


何せこちらの世界に来た時には立ち上がり方が分からなかった。

お腹があまりに大きくて仰向けから立ちあがろうとしても

ジタバタするだけで一向に立ち上がれないのだ。

リーナの記憶はあったけど無意識にやっていた動作は覚えていない。


一人でトイレも行けないってもう死にたい・・・


とりあえずコツは掴めた、一回コロっと横になってうつ伏せになる一歩手前の状態で

ふんぬーと腕に力を込めて座った状態までいって、その後は転ばない様に起きる。


たった起き上がるだけでこの始末、靴下の履き方や肌着の付け方は結局分からなかった・・・


それが今では・・・今でも仰向けから一気におきあがれないけど

もう少しだって手応えは感じている。


料理は結構楽しかったな、少しずつ転生前の料理が作れるようになったし

サラダも普通にマヨネーズで食べれば美味しい。

何より皆んなが喜んでくれる。


醤油や米がである程度量産できる様になったら

後は数種類サンプルを教えてこの世界の人に任せよう。

私が見てきた限り、ここの人たちは創意工夫するのがあまり得意では無いみたいだ。

教育のせいもあるけど、ここの女神様が急ぎすぎたのが悪かったんだと思う。


料理に答えなんて無いんだから、答えを教えても文化レベルは育たない

一個例を渡して、工夫の方向性を示す、

そしてそれにより得る物があるということをわからせるのが大事。


欲と言うのは悪く囚われがちだけど、上手く使えばエネルギーになるのだから。

お金の亡者はダメだけど、人より工夫すれば豊かになれると思って頑張れるのはいいことだ。


恋愛はまだ良く分からない、前世も今も経験直が圧倒的に足りない

しかも私は公爵令嬢なので相手はどうすればいいんだろう?

きっと王子様に婚約破棄された私はあの国に戻っても色々困るだろうから

やっぱりこちらの国の学園に行きたい、何よりジーク様もいるから。

でも迷惑にならない様に少し距離は空けないとかな、少し胸が痛い。


最後の思いでに夜皆んなに星が見たいってお願いしたら皆んな快諾してくれた。

もっと子供の頃に辛くて部屋で泣いていたらお父様が、

今日は星が降る日だからって連れ出してくれた。


本当に夜空から星がふっている様だった。

今なら分かるけど流星群を見せてくれたんだ。


国の宰相なんてやっていて、お堅く感じるがお父様はロマンチックだ。

お母様もきっとそんなところに惹かれたんだろう。


今日は多分流星群の日じゃ無いけど王都から皆んなで見た夜の空はとても綺麗だった。

春はあけぼのが良いけど、みんなと見る夜空はきっといつでも綺麗だ。


シンと静まり返った夜に、皆んなで笑顔で笑いながらゆっくり歩いて

見上げる夜の星空はまるで私たちの様に寄り添って輝いていた。


そして、次の日朝、私達は王都に戻ったのだ。

パン君とエドさんは笑顔で見送ってくれた。

泣いてしまった私の手をジーク様は馬車の中でそっと握ってくれた。



ーーーー番外編 完結

ご愛読ありがとうございました。

もしお気に入り頂けましたらお気に入り登録や☆評価をお願い出来れば嬉しいです。


今後の予定ですが学園編の話を数話ストックして来週には、

学園編を連載して行くよていです。

もし気が向きましたら、サバイバル奮闘記 転生悪役令嬢の逆転劇もお読み下さい。



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