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始まりましたよ、学園生活 (。・ω・。)

ハイデルク公爵家の馬車に私とジーク様と二人の護衛と侍女の四人を乗せた豪華な馬車は、

リケール王国 国立高等学園の前に着いた。


この学園は平等な教育を理念としているが、

どうしても警備の観点から身分により差が出てしまう事もある。


その一つがクラス分け、

王族、大公、公爵、侯爵、一部の伯爵、

爵位に関わらず勇者や聖女などの特殊職の職業適性がある人が入るAクラス。

何故一部の伯爵かと言うと高位貴族の絶対数が少なく、

年代によっては家庭教師雇ったほうが良いのではという位に生徒が少ない事がある。

救済処置として最低十人を満たすように財力やコネを持つ伯爵家の子息令嬢でクラス人数を補うためだ。


次に伯爵家~男爵家のBクラス

伯爵と男爵では絶望的な身分差はあるけど仕方ない。


最後に准男爵家、平民のCクラス

准男爵は一代限りの名誉爵位、その子供はほっておけば平民確定

なので大抵は、婚約や婚姻にとても積極的と言うかがっついている生徒が多い。


その他に年度によっては、Sクラスが設けられる事もあるらしい、

突出した才能を持った生徒に対する学園側の対応。

もし行けたとしても絶対にノーサンキュウだ、

なにそのボッチ養成カリキュラム。


Aクラスにはいくつかの優遇措置がある。

①誘拐暴漢対策として馬車通学可

元々は全員に許可を与えていたのだけど朝の渋滞が酷くて許可制になった。

②授業出席免除

各家の承認があれば出席扱いになる

③Aクラス専用の食事場所の提供

毒対策、紅茶を入れるなどの簡易的な事以外の調理は禁止だけど持ち込みは可

勿論、ジーク様の食事は、私特製のお弁当。

④護衛、侍女、従者の同伴可

私の同伴者は当然サクラさん・・・では無かった。

サクラさんは、今月の誕生日で十八歳になり十月のデビュタントが済んだら、

直ぐに結婚式をするみたいだったので年内いっぱいのお休みをあげた。

遠慮して断って来たけど私はしっていた。

式場選び、ドレス選び、新婚旅行のパンフまで嬉しそうに見ていた事を。

結婚式に夢見るサクラさんには、ゆっくり休んで欲しかったので半ば強引に休暇を取ってもらった。


代わりに紹介して貰ったのは、エルフ族のエレオーレさん。

エルフ族って絶対に人族の従者なんかしてくれないのが普通なんだけど、

普通じゃないサクラさんの殺気に快諾してくれた。

ジーク様の従者兼護衛はアンドレさん、肩にかかるくらいのパーマをかけた大柄な体型で、

見た目は怖いけど大の動物好きで無口な男の人だ。


ここは乙女ゲームの世界では無い。

仮に乙女ゲームだとしても私はモブだ。

本国で婚約破棄も経験済みだ、これ以上の死体蹴りはないだろう。


そして何より私は痩せたのです、ちょっと本気になればジーク様もメロメロです。

うっ嫌な記憶が頭をよぎる、明日から本気を出そう、それ以前に女の子の友達を一人は作りたい。


ジーク様の手を借りて馬車を降り、校門くぐった。

いざ、高等学園デビュー、押して通る!!


学園内の庭園の中央に噴水があった。

殺気を感じて後ろを振り向くとピンク頭の少女が全力で走って来たのだ。

チュドーン!!

その少女に爆炎魔法が放たれた、綺麗な放物線を描いてピンクちゃんは噴水に落ちた。


『リーナのお母さんきてるみたいね』


うん、知ってるこの威力。

リアルちゃんの冷めた言葉に私もそう思った。


グッバイ、私の高等学園デビュー

こんにちは、陰キャボッチの私。


私の学園デビューは、想像と違った方向に進んでいった。


「お母様、もう来てたんですね」

「あら、リーナおはよう、今日もきれいね。

王城の一件があったから早めに来てたのよ、

でもおかげでならず者は撃退できたわよ。

結構物騒な学園ね」

「ありがとうございます」


私の言葉にお母様は満足してくれた。

だけど一連の流れで一番物騒だったのは、

お母様ではないかと密かに思ったけど何も言えなかった。

私の性格はきっとお父様似だと思う。


ブックマーク&評価ありがとうございます。


学園編を開始します。

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