死
拓也との約束をしてまた3週間が経った。
今日は拓也が帰ってくる。
今回は土曜日だったので学校も休みだ。
「まだ帰って来ないかなー」
私は一人部屋で待っていた。
~♪♪♪
一本の電話が来た。
来た!!
私は急いで電話をとった。
「もしもし?」
「もしもし...桜ちゃん?」
拓也のお母さんだった。
「...拓也が...」
私は急いで病院へ向かった。
「桜ちゃん...」
病室の前でおばちゃんが泣いていた。
私は恐る恐る病室に入った。
「拓也...なんで?拓也!!」
私はその場に泣き崩れた。
「帰ってくるときにトラックが突っ込んできたみたい。トラックの人は居眠り運動をしてたみたいで...」
おばちゃんは言いきれず泣いていた。
拓也の口には酸素マスクが付けてあって、いろんな機械が繋がっていた。
今は危険な状態で本当は面会謝絶らしい。
でも拓也はずっと誰かの名前を呼んでいた。
それが私の名前だった。
私もおばちゃんも拓也の側でずっと泣いていた。
気付けば夕方だった。
「今日はもう帰りなさい。おばちゃんがずっと見とくから。」
私は側に居たかったがおばちゃんに言われて仕方なく帰ることにした。
私は学校に行かずずっと拓也の側にいた。
3日ぐらい経ったころだった。
「桜...」
私はその声に急いで駆け寄った。
「拓也...」
泣きながら笑う私に拓也も笑った。
「ひでー顔...心配...かけたな...ごめんな」
そのとき出ていたおばちゃんが帰って来た。
「おばちゃん!!拓也が!!」
おばちゃんが急いで歩み寄る。
「拓也!!」
「おう!!母ちゃん、俺、親不孝ものだな...」
おばちゃんは泣いていた。
「桜、約束...守れなかった...これからも...守れそうにない...や」
そう言って拓也は目を閉じた。
「何...いってんの?目、開けなよ。拓也!!」
医師たちが駆けつけた、拓也に処置をする。
「拓也君!諦めちゃダメだ!拓也君」
そう言いながら必死に処置をしていた。
先生の手が急に止まった。
「これが最後になります。声をかけてあげてください。」
「拓也ーーー!!」
お母さんは泣きながら叫んだ。




