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第154話 皆が何処かで見たドラマのような惨事(8)
僕の口から自然と親友への感謝の気持ちが漏れてしまう。
「……大島へのお礼あるか? 小山田?」
僕が、厄災が降り落ち、破壊をされた北校舎を見ながら呟けば、彼女さまが優しく微笑みながら尋ねてきた。
だから僕は北校舎からランへと視線を変え、「うん」と頷けば。
「……校長先生、教頭先生……。その他の先生たち……。そして諸先輩方たちや同級生の皆も本当にありがとう……。俺のような奴の言葉を冗談や悪戯だと思わないで、真剣に信じてくれてありがとう……。お、俺……。これで思い残すことなく……。未練がましく、この世界へと居座らなくてすむよ……。本当にありがとう……」
僕とランが仲良く顔を見合わせ微笑んでいる、だけではないね……。先生たちや在校生のみんな……。自分の周りにいる者たちと仲良く顔を見合わせてお互いの無事……。怪我すらしていないことに対して周りの者たちと喜びを分かち合っていると、また校内放送からもミチの喜びの声とお礼の声が漏れるから。
「大島ー!」
「大島君ー!」
「ミチー!」
「みっちゃんー!」
「ミチノリ君ー!」




