第153話 皆が何処かで見たドラマのような惨事(7)
まあとにかくさぁ、ミチの幽霊としての不思議な能力、力なのだろうか?
僕は以前、何かの書物で生きている人が幽体離脱と言った摩訶不思議な現象が自分に生じて幽子となり、過去や未来を見てきた! 見ることが可能だと……。
そう世界中に沢山あるお告げや予言伝説は死者からのメッセージなのでは? と言った内容の話だったと思います。
だから事故で他界をしたミチが只今僕やランを含めた、この学園の先生たちや生徒たちが見ている惨劇──厄災……。
そう北校舎の屋上へと何故かヘリコプターが落下……。三階と二階の校舎が爆発の後は火だるまになり、火災が生じている様子を未来から、何かの拍子で見ることが可能だった……。
しかし、僕がミチに尋ねた時は、厄災が北校舎へと降り注ぐ、日にちと時間はわかるのだとミチは僕へと教えてくえたのだが、でも。
どんな厄災が起きるかまでははっきりとはわからないらしくて、ぼやけている、映像記憶だと教えてくれた。
そしてアイツ……。ミチの奴は……。本当に誰にで分け隔てなく優しく、気をつかう大変に優しく、穏やか、責任感もある奴だった。
だから僕にこのままだと学園のみんなのことが気になり、あの世……。冥府……。三途の川を渡り切ることがいつまで経ってもできないから、僕にみんなへと厄災が起きることを教え、説得してくれと嘆願をしてきた。
だからヘリコプターに何人ぐらいの人が搭乗していたのかは? 今の段階ではわからないけれど。
それでもミチの要望、嘆願通りに我が学園の先生、生徒たちから志望者……。掠り傷を負う者も一人もでることもなく、無事に助かったから。
「……ミチありがとう」




