第152話 皆が何処かで見たドラマのような惨事(6)
だから僕は『何?』、『何だ?』、『何事だ?』と驚愕しながら思いつつ、恐る恐る後ろ……。自分の後方を確認した。
「……う、うわっ! あれって飛行機? い、いや、ヘリコプターなのかな?」と。
僕の口から自然と声が漏れ、終われば。
「……空からヘリコプターが落ちてきたのかな?」
「……た、多分?」
「……だと思う?」
「……何で落下してきたの?」
「さぁ、よくわからない?」と。
この他にも全校生徒……。色々な人たちが北校舎の屋上に弓の矢のように刺さって、校舎と共に燃えているヘリコプターの残骸を見ながら。
先生たちも含めたグランドにいる者たちみんなが唖然、呆然としつつも燃え盛る北校舎の三階、二階の様子を誰一人として、余りにも予測もできない突然のこと……。北校舎の爆発と火災に対して110番も119番、117番さえもスマートフォンから掛け、事情を説明することもなく。
『あぁ、あああ……』と言った感じで見詰めつつ、周りの者たちと会話……。
何でこんな摩訶不思議な出来事──厄災が起きたのだろうか? を考えながら。
「民間機?」
「さぁ?」
「テレビ局や新聞社?」
「う~ん、わからん?」
「自衛隊機?」
「米軍機?」
「う~ん、どうなんだろうね?」
「う~ん、ようわからん」




