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073⚫️これを食べます
人生最後の一食に、何を望むか。
古今東西、幾度となく繰り返されてきた問いだが、いまだ正解のない難問である。
ヒトは母乳に始まり、離乳の時を経て、生涯で驚くほど多様なものを胃に収める。
ある文化では’鳴き声’以外はすべて食べ尽くされるという家畜が、
別の地では悪魔の化身として忌み嫌われることもある。
神と崇められる聖獣、泥にまみれたグロテスクかつ超絶美味な根菜、
あるいは毒を孕んだ美しき果実。
私たちが口にするものは、単なる栄養素ではない。
それは歴史であり、禁忌であり、
何よりその人間が’どこで生きてきたか’を証明する記憶の断片なのだ。
さて、あなたは人生の幕が下りるその時、何を召し上がるだろうか?
・・・私は、迷わず’玉子かけご飯’を選びますけど。




