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047⚫️うそからでたまこと?
イチカとダンが息を呑んで見つめる、光の’天秤’。
右の皿が浮き、左の皿が沈む。
揺れる。
悠久の時を刻むように揺れ・・・沈み・・・再び浮き・・・。
そして。 ぴたり、と
全ての重力から解き放たれたかのように、見事な水平を保って停止した。
次の瞬間、天秤の背後の空間が、薄氷が割れるような音を立てて裂ける。
同時に、その左右の闇から黒装束の者たちが次々と現れた。
彼らは一歩も進むことなく、
まるで糸の切れた操り人形のように床へと崩れ落ちた。
氷の中の小魚が、その呪縛から解放されたように。




