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雨漏りと太陽

酸性雨が降る九龍城によく似たビルの最上階。俺は安物の人工神経を接続し、脳内に「快晴のビーチ」を描写した。仮想の太陽は温かいが、現実の天井からは冷たい滴が漏れ、クロームの義手に当たって火花を散らす。


「おい、家賃の更新だ」


ドアを叩く大家の怒鳴り声で、楽園の解像度が落ちる。俺はため息をつき、網膜に浮かぶ残高を確認した。心もとない金額にため息が出る。あと何件、他人の記憶をクリーニングすれば、本物の太陽が見える街へ行けるだろうか。いや、叶わないだろうな、と思いながら大家に怒鳴り返した。

「勝手に上げんじゃねえよ!」

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