表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

三秒前の贈り物

路地裏の「過去店」には、過ぎ去った時間そのものが並ぶ。妙に古ぼけた店主の老人が差し出したのは、琥珀に封じられた「恋人の最後の一言」だ。

「気を付けるようにね」

何に気を付けるというのだろうか。


「これを使えば、後悔の瞬間に三秒だけ戻れる……」


私は大金を払い、事故の直前へ跳んだ。ハンドルを切る三秒前。だが、そこで見たのは、私を庇って微笑む彼女の横顔だった。時間は無情に動き出す。


手元に残ったのは、あの日と同じ、空っぽの琥珀だけだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ