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運命の赤い糸はなぜ見えない!  作者: のののの
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44話

今頃こっそり投稿。本当にすみません。

サイラスさんが持っていた懐中時計に付けるチャーム3つの内のひとつ

馬のチャームに、何か教えてと、私の魔法の呪文「何とかな~れ」を念じる。


掌の中からは、只々サイラスさんの無事を祈る優しい気配しか感じなかった。


う~ん?なんとなくだけどコレ違う?

それで次のお花に行ってみる事にした。


「すいません」

一応断りを入れて、次の花を両手で包む。




『好き!大好き!』

うわ~!!これぞ『おまじない』大好きが溢れてます!

花のチャームからはすんごい愛が溢れていた。

だけど…


『私に振り向いて!他の誰にも渡さない!』

『私だけの王子様。私の、私だけの!』


………。なんか怖くね?

ちょっと強烈な物も混じってた。


多分、これが強力過ぎて暴走したのかもしれないけれど、私はこれが悪い事と

決めつけてしまうのに悩んだ。

学生時代、私はあの人素敵位の恋心しか抱いたことはなかったけれど、

好きな人を巡って意地悪したりする人はいた。

実際自分がこの世界に来たのも、そういう人に巻き込まれたからだ。

犯罪に発展することもあるのだろうけれど、そんなに人を好きになってはいけないなんて決められないし、コントロールできるものでもないだろう。

偉そうな事考えたけど、結局の所、巻き込まれたくないなwってことになるかもしれない。

人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死んじまえという言葉もあるし。

さわらぬ神に祟りなし。


よし、決めた。


そう思ったら、絶妙なタイミングでエリーナさんが声を掛けてくれた。

「どうマーヤ?何か分かった?」


「はい」


どういうと二人の顔は驚き共に嬉しそうになった。


「悪意ではありませんでした」


そう言うとほっとするサイラスさん。

安心させるように私は続けた。


「あのですね、この花のチャームを贈った方は、サイラスさんをとても好きなようです」


チラリとサイラスさんの顔を見ると、分かっているような顔。

そうですよね。知ってる方だろうからチャームを付けているのだろうし。


「ただ、ちょっと愛情が深いのかしら?サイラスさんがお相手を一人に決めない事にお怒りのようです」


「まぁ~ウフフフ。おモテになる方は大変ね。そろそろお相手をお決めになられては?」


エリーナさんの言葉で、私の事を見るサイラスさん。


違うだろw


「こんなに想われる方がいらっしゃるんです。お幸せですわ」


なんて逃げる為の布石を打っとく。


「どうも、こういうお呪いを使った想いが私には見えたみたいなんです。

分かってなくて、サイラスさんを驚かせてしまってごめんなさい」


先に誤っておくことにした。


「ごめんなさいね。この子田舎娘なものだから、都会の事情を知らなかったみたいなの」


何気にフォローいれてくれるエリーナさん。流石師匠。有り難いです。


「サイラスさんはとても大勢の方から好意を寄せられる素敵な方ですものね。

特に深い愛情を持ってサイラスさんを見つめていらっしゃる方がいるようです。

その方のチャームをお持ちになっている位なのですから、嫌ってらっしゃるとは思えないのですが…」


「はぁ…そうですね」


サイラスさんは神妙な顔をして頷いた。


「かなり良い石を使われたみたいですので、愛情が更に大きくなり、どうやら、嫉妬された様ですわ。

消してサイラスさんを傷つけようと思っての行為ではないみたいです」


「あら、そんな相手がいるのなら、誠実にならなきゃだめよ。ジェリック見てごらんなさい」


ブッw


エリーナさん自虐ギャグですか?


しかし、サイラスさんの話によると、二つのチャームは幼馴染の姉妹から頂いた物で、馬は姉の方から、花は妹の方から贈られたとか。

しかし、サイラスさんが心を寄せているのは姉の方…。


「私、お姉さんの方が素敵な方だと思います。それにサイラスさんを嫌ってはいませんよ。

無事を願う優しい愛情を感じましたもん。それに、男性が持っていても良い素敵なチャームを選ぶ相手の事を考える配慮。多分奥ゆかしく素敵な女性だと思いますが」


「うん。彼女は前に出てくることは無いけれど、とても素敵なんだ」


「妹さんの方は張り合ってるだけかもしれないですね…」


と言ったら


「あ~分かるわ。末っ子の要領の良さというか、愛されて当たり前というか上を抜かしたいという感情とかw」


なんてエリーナさんは笑う。

他人の事を考えず、私が!って感情がちょっと強いし。

ここはお姉さんと上手くいって欲しいと思うけれど…。

妹さんもお姉さんなら諦めないかな~?無理かな?


「でも、これは、私が首を突っ込むことではないと思うので、

サイラスさん、ご自身で頑張ってください!」


サイラスさんは

「わかった。ありがとう。マーヤあなたには助けられてばかりだ」

と笑ってくれた。

「いいえ、迷惑しか掛けてないですわ。ごめんなさい」


そう言って私達はサイラスさんの所からお邪魔した。



これにて一件落着?



実はPCが壊れて1ヶ月ほど修理にだしたんです。2話くらい消えたのと、これ面白いか?と思った事で続けられなくなりましたが、やっぱり完結させたいなと思いました。

楽しみにされていた方、すみませんでした。

もう少しこの変な話にお付き合いくださると嬉しいです。

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