表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命の赤い糸はなぜ見えない!  作者: のののの
PR
25/46

24話

いくら私が男女交際に疎くったって分かる。


結婚申し込むのに、こんな顔してるってのは、要するに、からかってるのよね。



出会って3日でプロポーズしたのとは違う種類だと思う。

だって、


エリーナさんが怖くない。




私はエリーナさんがどこかで復縁をしたいと思っている事に気付いているんだ。

だって、誕生日に来てくれる事を期待してるんだもん。

私がジェリックさんの使いで来たと最初勘違いしたのは、本人否定してるけど、やっぱり心が残ってるんだと思う。


そんなジェリックさんにプロポーズされて、エリーナさんが心穏やかでない訳がない。

だけど、エリーナさんから感じるのは怒りではなく、呆れっぽい感情なのだ。



じゃあ、何でこの人、私にこんな事言ったんだろう。

いじめっ子みたいな顔して。


ジェリックさんの魔術を解いてしまった事が関係あるのかもしれない。


うん。そうだ。その線だね。




「ねぇマーヤ。ちょうど私独身だし、どうかな?」


「…なんでですか?」


「なんでって。フフ。面白いね。君といると退屈しなさそうだから…かな?」


「そんなんでいちいち結婚してるんですか?」


「いや、君は最上級に面白そうだからだよ?そんじょそこらの面白さだけで結婚するほど

 私も酔狂ではないからね?」


……なんじゃそら。


「すいません。私、初婚なので、やっぱり愛する人と結婚したいんですよね」


「僕たちには愛を育む時間は沢山あるよ?」


「いやいやいやいや」


「そんなに否定しなくても。つれないな君は」


「ち~が~う~」


「おや、違うのかい?じゃあ受け入れてくれるのかい?」


「受け入れません!」


「うむ」


「あと200歳を超えたような年寄りとも結婚したくないです!」


「君、結構はっきり言うんだね…。でも長い命は魅力ないかい?」


「無いです!」


「珍しいな」


「価値観も違うから結婚できません!」


「あははは。やっぱり君は面白いよ。是非結婚して欲しいね」



思いっきり馬鹿にされてる。腹立つな!もう!

反撃してやる!



「あの…」


「なに?」


「そうまでして、取り込みたいのはどうしてですか?」



一瞬ジェリックさんの顔が歪んだ。………ビンゴ!



「察しのいい女は幸せになれないよ?」



失礼なやつ!


「ジェリック!」

「おっさんの負け」



エリーナさんも察してたみたいでしたね。

全く茶番過ぎる。


皆に散々非難されて、ジェリックさんは種明かしをした。


「だって、特殊能力の上に、俺の術さえ無効にされるんだぞ?

 他国にでも行かれたら脅威になる。幸い俺は独身だから、俺と一緒に居れば色々安全だろ?」



どうやら、他にも脅威だけど、自分も暗殺とか狙われる事になりそうなのを

ジェリックさんなりに心配してくれたらしい。


有り難いけど、すこぶる迷惑です。


「心配してくれて有り難いですが、私、エリーナさんの魔力が戻ったら還る予定なので

 他国への脅威とか無いです」


「還るって?」


お。食いついた。


「えぇ、エリーナさんが一回やってくれたんですけど、ちょっと都合が悪くて還りそびれちゃって」


「エリーナが?」


「そう!エリーナさんは界渡りも出来ちゃうすごい魔術師なんですね!

 私、エリーナさんに拾って貰えて助かりました!」


はい。ジェリックさんの意識はエリーナさんに移りましたよ~♪


いや~好奇心旺盛なのって、魔術師のデフォなんでしょうかね。

扱いやすくてたすかるわ~。あはははは!



途端に皆に囲まれるエリーナさん。


モルモット状態から解放されてほっとする私。



これで、二人が復縁したらハッピーエンドじゃない?

私、もしかしてこの為に来たんじゃない?……なんちゃって。



取り敢えず、恩返しも兼ねて、二人をくっ付けよう!そうしよう!


あ~~なんか面白くなってきた! 


こういうのってはじめて!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ