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運命の赤い糸はなぜ見えない!  作者: のののの
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15/46

15話

お気に入り登録ありがとうございます。

その後は、犬型の魔獣ガルムがいたけれど、皆スルーしていた。

なんというか、野良犬感覚?…普通に考えたら怖いんですけど。


エリーナさんに聞いたら、馬とか大きい動物が傍にいると怖がって来ないんだとか。

やっぱり野良犬的位置だ。

しかし、あんなんが野良犬とか、考えたら物騒ではある。

そういえば、犬っぽい生物はいたから下手すると、ちっこい子が野良犬拾ってくるイベントとかで

間違えて魔獣拾って来たら危険だな~とか、アホなことを思った。


異世界面白い。


……盛り上がる後方。何話してるんだろ。…ヘタレですいません。




そうこうしている内にロンサンの町に着いた。

町の規模は、いつもの町とあんまり変わらない様な気もする。

でも、初めて見る町、やっぱりワクワクする~~!



そして宿は、他の乗客の話に聞いた、食事の美味しい所に泊まる事にした。

エリーナさんは大抵安い所に泊まるのだけれど、設備や治安がイマイチだからと

私に気を使って、この宿にしてくれたみたい。

ほんと、すみません。ありがとうございます。


部屋はダブル。

こじんまりとした、ペンションみたいで、掃除も行き届いていて悪くないです。

トイレとか、お風呂っていうか、体を洗う場所は、別で、一階にあるらしい。

一階は食堂も兼ねているみたいで、割と客が入っているから、美味しいのだろう。

これは夕飯が期待できる!




宿は決まり、夕飯にはまだ早い時間だったので、私はロンサンの町を見て回る事にした。

エリーナは、あんまり行きたくないと、留守番。

ただ、町の外れの方は、どこでも治安があまり良くないから行かないように。

大通りから奥に行かないようにと、忠告を受けた。


言っちゃなんだが、私は人間相手に戦って勝てる自信なんてない。

あの護衛さん見たら分かるけど、こっちの男の人ってかなり強そう。

変な所に引きずり込まれて、売っ払らわれでもしたら、最悪だ。

そんな事になっては、今後の人生設計が確実に狂うので、大人しく大通りだけを

のんびり見て歩くことにした。


それに、所持金があまりないから買い物も出来ないし…。

ほんと、お腹を空かせるために、散歩してる状態です。


雑貨屋さんを覗いて見たり、古着屋があったり、変わった形の物が置いてあって

どうするのか悩んだり。

こういう所はどこの世界に行っても共通なのかな。

ウインドウショッピングって楽しい。


写真撮りたいけれど、生憎携帯は早々に電池切れ状態になってしまったし。残念。

どうせ圏外なんだから、電源切って、電池の温存とかしておけばよかった!

私の馬鹿!


昼食後、トイレ行こうとしてた所を呼び出されたもんだから、ポケットの中身は

コンパクトと口紅。ハンカチと携帯だけだった。

このコンパクトの鏡が、エリーナさんによって帰還装置のアイテムになったんだよね~。

いや~これだけでも持ってて良かった。


あと森の中で、早々にエリーナさんの家を見つけられて、本ッ当~に良かった!

あのまま夜になってたら、遭難→死亡へ一直線でした。

お昼食べたばっかだったのに、反応した私の食いしん坊センサー万歳!


あ、因みに口紅は、エリーナさんが「欲しい!」って言ったので謹んで進呈致しました。


ハンカチは、ゼミの中で唯一仲の良かった鈴木君から義理チョコのお返しで

ホワイトディに貰った物なので、譲ったりは出来なかった。

本当に、私は女としてレベル低いと実感するわ。




さて、期待MAXの夕食は、下の食堂で、好きなものを頼むかと思ったら、

宿泊客は専用メニューでした。

なるほど。

でも、お店のメニューから頼んでもいいと教えて貰って、そっちも興味があったので

メニューを見せてもらっていた。


メニューは読めるけれど、それが何だかさっぱり分からない私はエリーナさんに教えて貰ってた。


これ食べてみたい!と思ったのは、専用メニューの中に殆ど入ってた。素晴らしい!


ほくほく食べていると、


「あれ~?この宿だったんだ」


と頭上から声が。この世界に知り合いなんぞいない私は、人の頭の上で煩いなと思いつつ

食事を続けていたら


「無視しなくてもいいじゃない。一緒に王都まで行く仲でしょ?」


などと声かけられた。



え、私?



驚いて顔を上げると。



あの二人組の護衛さんの、金髪ロンゲの人だった。



ナンパ?



「いや~、ここ美味しいって噂を聞いて食べに来たんだけど、混んでるね。

 悪いけど、相席いいかな?」



周りを見ると、確かに満席。私に決定権は無いと思うので、エリーナさんを見る。


「仕方ないな、どうぞ」


「ありがとう」


「すまない」


私の隣に、金髪ロンゲ。もう一人の赤茶色の短髪でゴツイ方はエリーナさんの隣に座る。



注文の品と共に、エールというビールの様なお酒が4つ。どうやら奢りらしい。


「この機会の感謝に~」





え~。飲み会?



面倒臭いと思ったら負けですか?




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