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神の娘  作者: アイ氏


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78話

わたくしは父様に正直に話しましたよ。


「ユジン将軍は、わたくしの事が嫌なのかなぁ~?」


わたくしの気持ちに、父様は、珍しく真面目に答えてくれましたよ。


「そんな事ないよ。ユジンは、ちょっと子供が苦手なだけで…。それに彼は人では無くて、冥界生れの死神なんだ。彼のもつ神通力は人間達からすれば、とても恐ろしくて、人間達なんて本能的に恐れて、嫌われしまう。人間の子供なんてユジンを見ただけで泣き出したりするから、ユジンは、セリを怖がらせてたく無くて逃げ回っているんだよ!」



「ええ~本当に?!」


冥界の死神って、ユジンは父様と同じ神様だったんですか?!


(見た目人間っぽく無いから納得ですが…)


でもわたくしは、ユジン将軍を怖と感じた事は無いですが…。


「昔、エンマと喧嘩して冥界を出奔て、地上を彷徨(さまよ)ってたんだ。ユジンと初めて会った時は、人の子供に石投げられたとか言って泣いてたよ」


ふぁ~。子供に石投げられて泣くって……。大人なのに?!


でも、わたくしが見かけた時も泣いてたし……。


何か辛い事でも合ったんでしょうかね?


それに喧嘩して冥界を出たってのも驚きですよ。


「エンマ様と、どうして喧嘩したの?」


ちょっと気になりますよね。


「どうやら、冥府で働いている鬼達の待遇(たいぐう)が、余りに酷いの、待遇改善(たいぐうかいぜん)を、訴えたらエンマと喧嘩になったみたい。

ユジンもかなり強いけど、まあ、エンマの方が力は上だからね。

エンマは、ユジンを冥府の役職から追放したって言ってるし、ユジンは、エンマの元では働きたくないから、自ら辞めたって言ってるよ。

どっちの主張が正しいやら僕にもわからないけど…」


父様が、この間やたらと地獄の労働環境に詳しのは、そういう事情があったんですね。


父様といいエンマ様といい独裁、暴君様なところは、

まさに兄弟そっくりですね!


「じゃあ、あの王宮の北側の所で泣いていたのは、なんで?誰かにいじめられたのかな~?」


「ユジンが?」


あっ!思わず父様に喋っちゃった!!


「王宮の北の場所は、ユジンの住んでる宮の場所だよ。泣いてた理由は心当たりないな」


ユジン将軍が住んでる場所だったんですかー?!


「あんな、鬱蒼(うっそう)とした木々の暗い場所が?!父様、酷いですよ!王宮にはもっと良い場所があるでしょう?」


わたくしが非難をすれば、父様は慌てます。


「あのね。北の場所を選んだのはユジンだし冥界は地下の異界で、常闇(とこやみ)なんだ。だからユジンは、明るい場所はが苦手みたいで暗い場所が落ち着くから、わざと暗く作ってあるの」


まさか暗くて鬱蒼とした場所が好みとは!


(全体的に色素薄くて、確かに太陽の光とか苦手そうに見えますけど…)



「セリ。死神は人間には死をもたらす神として、嫌われているけど、本来、死神は死者の魂を冥府へ導く、導きと慈愛の神なんだ。そんな優しい心を持つ神だから心が繊細なの。余りユジンを、困らせてたりしない様にね」


ここで父様から、注意が入りますが、わたくしはそんなに意地悪では無いですよ!


でもここは素直に返事をしておきましょう。


「はい」



父様とのお話すべてを信じた訳ではないけど、嫌われてなかった見たいで、少し元気が出ましたよ。


ご飯食べ終わって自分の部屋で、ゆっくりしていたら、『バターン!!』って扉の開く音がします。


突然入って来たのは白尾です。


「セリ!聞いたぞ。わし、以外の男に夢中っになってるって!!」


その上とんでもない事を大声で言い出します!



(ふぁ~?!わたくしが、男の人に夢中?!)


「なにを変な事を言ってるんですか?!//」


そう強く言っても、白尾は引き下がりません。


「嘘をつくな!ユジンの宮に行ったと聞いておる!」


そう指摘されたので、わたくしは素直認めます。


「え?あ、うん」


(わたくしが男の人に夢中って、ユジン将軍の事だったんだ!)


「そんなにユジンが気になるのか?!」


う~ん…。そう言われれば、どうして、わたくしは、こんなにユジン将軍の事が気になるのかなぁ?!


それはやっぱり…。


「ユジン将軍が、なとても悲しいそうに見えたの!だから、ほっとけ無くて…」


「もしや。……ユジン、また泣いておったのか?」


白尾は特に驚く事も無くそうわたくしに聞きます。


(しかもまたって??)


わたくしはその問いには答えず逆に質問してしまいます。


「ユジン将軍は、そのよく泣いてるの?」


流石に、白尾も失言だと思ったのか、歯切れが悪くなりながらも答えます。


「あ、いや、よくでは…無いが。あやつは、繊細じゃからな。おそらく、凱旋の時、王宮で陰口でも聞いてしまったのかも?と思ってのう」


王宮は、確かに皆が、いい人ばかりではないですからね。


この話題は、お互いに気まずので、わたくしは話題を変えます。


「ところで白尾から見て、ユジン将軍は、わたくしの事を嫌いると思う?」


その質問に白尾は少しびっくりしながら否定します。


「ユジンがセリを?そんな事あるか!!そんな誤解をセリはしていたのか?まあ、わしが、ただ言ったところで、信じ無かろう。その誤解は、わしが晴らしてやるぞ。誤解されたままだと、ユジンが気の毒じゃからの」


白尾はあっさりと否定して、その上誤解をとくとまで言ってます。

わたくしは、その提案に乗る事にしましたよ。


「うん。で、どうするの?」


「わしに考えがある。付いてこい」


「は~い」



白尾が、わたくしの悩み解消に協力してくれるとは、ちょっと以外でしたが、わたくしは、早速、白尾に付いて行きます。

今回は、2話更新予定です。


その分話しを、ちょっと長めに書きました。


よろしくお願いいたします。

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