18話
「それは、神器の意思だね。さっきも、言ったけど、神器は独立した存在だから、神器が、自ら望まないと武器に変わる事はないよ。それで、セリは、顕妙連を武器に変えて、誰と戦うつもりなの?というか戦えるの?」
「……あっ!武器に、変えても使わない、使えないなら、意味ないね……」
そうでした。誰かと戦う気なんてないでしすね。
戦闘とか、無理だし…………。
「まあ、神器は、獣の姿の時は、意思の疎通も出来るし神器は、どんな時も、主に寄り添う存在だから、セリの友達って事で、いいんじゃないかな?」
おお、そうですよ。けんちゃんは、しゃべる、かわいい子猫ちゃん、わたくしの一番のお友達です♡
「まあ、せっかくだから、僕の神器を武器に変えて見せてあげるよ」
そう言うと、父様の肩に留まっていた小通連は、強い光を放ち、姿を刀へと変えていきました。
美しい装飾品の施された鞘、柄には、丸い輪に房飾りがついています。
「ふあ~すごい。父様の神器は、刀なんだね!さわってもいい?持ってみたい♡」
「さわるのは良いけど、重いから、セリには持てないと思うよ」
父様は、困った顔で言います。
「そんなことないもん!持てるもん~!父様、手を放してー!」
が、その考えは大甘でしたね。
父様が、手放した途端に、刀の重みで、わたくしは、立てなくなりました。
「~~おも~い、全然、持ち上げられない~!」
父様は、こんな重い刀を軽々持てるなんて、すごいです。
「だから、言ったのに…セリは、まだ、小さいから無理だよ。大丈夫、刀なんて持た無くても、僕が守るから心配いらないよ」
そう言って、優しく、抱っこしてくれます。
小通連は、また鷹の姿に戻ってしまいました。
「うんうん。主も、僕達もいるから、なにも心配いらないよ」
「ああ、主も俺達にも、敵う者などいないからな」
大通連と小通連も、自信満々です。
こういう所は、どこかけんちゃんと共通してますね。
「うん。ありがとう♡」
ふふ、わたくしは、皆から、こんなに大切にされて幸せ者ですね。
「さあ。セリは、お昼寝の時間だよ」
「は~い」
父様は、寝床に、連れて行ってくれました。
「さて、忙しいなるね。門を開くから、2人は、竜宮に知らせに行ってくれ。僕は、ガクサン達に話して来るよ。」
そう言って、父様達は、お部屋を後にして行きました。




