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星の開拓者〜F級開拓士、誤って災厄級ゲノムを打ってしまう〜  作者: お米リッチ


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第24話

 船がステーションに着く。

 船を降りる3人の人影があった。

 みんなはそれぞれやりたいことがあるとのことでコポに付き合うのは俺とイブキだけだ。

「行くコポ!!」

「いや、いいんだけどさ……どこ行くの戦争?」

 コポは特注らしき鎧に重火器を両手に持って完全武装していた。

「もちろんこれは戦争だコポ!」

「おぬし詐欺られたお金を取り戻しにいくのじゃなかったのかのう?」

「そうコポ!ついでにボコボコにしてやるコポ」

「絶対その装備の方が金かかってるって…」

 呆れる俺たち2人を連れてコポは街へと繰り出した。



「ここにいるコポ!」

 一軒家の前にたどり着く。

「へー、普通の家だな」

「そうじゃのう、もっとマフィア~な感じやインテリな感じを想像しておったわ」

 コポは俺たちを無視してインターフォンを押す。

「………はい、誰?」

 面倒くさそうな応答が返ってくる。

「復讐の鬼コポ!!詐欺った金を返して貰うコポ!!」

「あん?………ちょっとカメラの前に来い」

「見ろコポ!!」

 カメラの前に立ち、ポーズを取る。

「よし」

 ガチャっと応答が切れる。

 そしてドシドシという音と共に玄関が開いた。

 でっかい餅みたいなのが玄関に挟まりながら出てくる。

 ポンッ。

 玄関を抜けた。

 出てきたのは2メートルはあろうかという巨体の……太った鳥族の男だった。

 鳥なのにコポ並みに丸い。そしてデカイ。

「こ、コポ!?」

 コポが固まった。

 まあ、あれだけデカけりゃビビるか。

「良いの持ってんじゃん………じゃあな」

 スポンという音と共にコポの装備を脱がせると、また挟まりながら家へと戻っていった。

「なっ……コポーーーーー」

 コポは項垂れて地面を叩いていた。

 そんな仇に逃げられた訳でもあるまいに…。

「な、なんか可哀想になってきたのじゃ…」

「それがコイツの厄介なところなんだよ…」

『ですね…』

「うむ、任せよ」

 イブキはインターフォンの前に行くと、大人の姿になりボタンを押す。

「…ったく今度はなん……」

 ガチャっと秒でドアが開く。

 出てきた鳥族にコポはボールみたいにはね飛ばされていった。

「お、お姉さんセールスですか?何でも買います!!」

「バカもん!」

「ぐぴっ!?」

 イブキがコツンと叩くと身体が半分、地面にめり込んだ。

 目を回している。

「ゆくぞ」

 そう言ってイブキは部屋へと入っていく。

 俺も後を追う。

「こ、コポ……待つ……コポ」

 はね飛ばされてふらふらのコポも付いてくる。


 中にはパソコンにレアグッズ、クレジットの入ったディスクが散乱していた。

「コポ、取られたものだけ回収しろよな。後で通報しとくから」

「うむ、でないともう1人埋まることになるのじゃ」

「ひっコポ!わ、分かってるコポ!」

 コポはさっきの装備やお金を回収していく。

「コポ?」

「どうしたんだ」

 コポがパソコンを弄っていて何かを見つけたようだ。

「コイツの金を盗むだけじゃなくて誰かに送ってたコポ。見返りにレアグッズ貰ってたコポね…」

「へー、誰なんだ?」

「ベルトールラボってところコポ」

「ふーんラボか、おっ見学もやってるんだ…俺も武器壊れてたしなー何か良いの作ってたりしないかな」

「行ってみるコポ?」

「そうだな、レアグッズ送るラボなんて何か面白そうだし」

「そうじゃな」

『船のみんなに報告しておきます』

「よし、それじゃあ次の目的地は『ベルトールラボ』だ」

 そう宣言するのだった。


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