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第1話後編~ふざけるな!オレ様はヒーローにはならねえ!~

 白夜と茜屋美神の決闘シーンになります。

 真一尾狐と茜屋美神は静かに向かいあった。

 辺りに漂うは静寂。

 風が稲を草やススキを揺らす音だけが響いている。


 まるで西部劇のガンマン同士が、引き金を引く一瞬を待っているかのようだった。


「はっ!後で自分の顔がボコボコにされたことで泣くんじゃねーぞ。」

と真一尾狐は軽口を叩いた。


「じゃあ、罰ゲームを決めようよ。私が勝ったら、あなたは私の言うことを聞く。それでいいよね?」

と美神は自信満々の笑みを浮かべ、愛刀の竹刀を剣道の構えでぴたりと構えた。


「へっ!かまわねーぜ。そんな竹刀でオレ様に勝つ気でいるとはな!そんなもん一発でへし折ってやらあ!」


と真一尾狐は、地面が割れるほどの蹴りで凄まじいスタートダッシュを決めた。それと同時だった。拳には既に青い狐火が宿っていた。


「ゴラァ!」


ものすごい轟音とともに殴りかかる。常人なら竹刀で防御してもひとたまりもない一撃だった。


 だが、美神は真正面でのつばぜり合いには乗らなかった。絶妙な間合いを保ち、華麗な足さばきで懐に上手く忍び込んだ。


「何ぃ!?」


そして、流れるような動きで狐火のパンチを小手でさばき、ジャンプして剣道でいう面を食らわせた。


「痛て!」


 真一尾狐はひるんだ。美神は最大の好機と思い、竹刀の連撃を決めようとした。


 しかし、全部空ぶった。


 なぜなら、妖狐も一瞬で風へと変身し、ビュウウウウと素早く回避したからだ。

次の瞬間、美神の背後で実体化する。


 その直後に、腕に凄まじい風の力をまとわせ、体全体に強力な波動が駆け巡る。

そして、凄まじい速度の拳撃ラッシュを叩き込んだ。さらに拳が振るわれるたびに、圧縮空気の巨大な弾丸が射出される。


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


一瞬で何百発!まるでマシンガンのようだった。


 オレ様の最強妖術、肆ノよんのだん―――――――――――

爆風嵐弾拳ばくふうらんだんけん


 流れ弾に当たった岩は着弾とともに爆発した。その威力は小型爆弾のようだった。これはおそらく着弾と同時に圧縮空気が爆発的に膨張したのであろう。


 別の弾が地面をえぐる。かつて草が生い茂った場所は、もはや原形すら残っていなかった。


 背後をつかれ、この技でやられたーーーーーーーーーーーーーかと思われたが、


「何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」


 なんといつのまにか約30人ほどに美神が増えており、さっきのマシンガンの弾はすべて分身の竹刀で弾かれたようだった。


 真一尾狐はこう思った。おいおい嘘だろ。いつのまに分身したんだ?てかそれよりも何でオレ様の最強妖術が竹刀程度で止められるんだ?普通の竹刀ならとっくに折れているし、それどころか貫通してぶち抜けねえとおかしいはずだ。


 それはそれとして、あの女の剣術はかなり強え。特に見切りからの反撃がマジですげえ。オレ様の神速を見抜くとはただ者じゃねえ。こんなケンカは久々だ。へへへへ。


「君、風へと変身しながら攻撃してこないの?もしかして、風に変身しているときは複雑な攻撃ができないとか?」


「な!?」


 その通りだ。風に変身する妖術、疾風変化しっぷうへんげは回避や移動においては最強の妖術だ。だが、攻撃に関しては実体化しないと話にならねえ。


 風の体は軽い。パンチやキックはおろか突進でもまともな威力や重さにはならねえ。


 しかも風の力を集中させて変化へんげ」しているから、狐火で加速する以外まともな妖術が使えねえ。


 だから、回避と移動だけに使い、攻撃するときは実体化して殴ったり、強力な妖術を使うのだ。


「あと、風の体で高速で突進するには、結構な距離の助走が必要だよね。高速の風の体当たり攻撃をしてこないのは速いと曲がれないから?」


 チっ!その通りだ。狐火での加速は長距離での助走が必要だ。接近戦で体当たりは現実的じゃねえ!わざわざ助走をつけようとしたらやることが丸わかりだ。

 仮に助走つけて高速の体当たりをしかけたとして、そもそも曲がれねえ!風の体は圧縮されてるから、柔軟性は失っちまってるし、速すぎて曲がれねえ!避けられたら、敵を横切ってどこか遠くまで行ってしまう。


「へっ!ネタが分かったからって勝った気になるな!その分身ごとお前の自信を吹き飛ばしてやるぜ!」と真一尾狐は減らず口を叩いた。


「オレ様の強みは疾風変化だけじゃねえぜ!」


と自信満々に叫びながら、拳に青い狐火を宿らせた。そして、波動を体全体に張り巡らせ、それと同時に爆速で美神の分身軍団に立ち向かった。


 それと同時に、爪の斬撃をまるで舞うかのように連続で流れるように振るい、青い狐火の無数の斬撃が分身軍団に襲い掛かった。


蒼炎斬•連! ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!


 次々と分身を切り裂いた。分身は幻ではなく、実体があった。しかし、切り裂いた分身は血などは出ず、煙を上げて霧散するだけだった。どうやら、本体を忠実に再現しているわけではなないようだ。全員一瞬で倒してやったぜ!と思いきや


面! ぐはっ! 胴! ぐはっ! 小手! ぐはっ! この! ええーーーーーーーい!


 暴風で薙ぎ払い、分身三人を倒した。


 何!?全員一瞬で倒したはずだ!?と思いきや、なんと分身がいつの間にか!ざっと千体くらいになっていた。


「じゃあ!私のターンだよ。必殺!サウザンドバンブーラッシュ!」

 

 分身千人が竹刀をもって襲いかかってきた。さっきの分身三十体とはわけが違った。一体一体にものすごい波動が満ち溢れていた!そ


 そして、ものすごい速い踏み込むで真一尾狐の懐へ一体一体入ってきた。


 面! 当たるか! 胴! もう見切ってるわ! 


 そして、分身5人同時に囲むようにジャンプして面をしかけてきた。


やべー一旦回避だ! 風に変身して急いで一旦分身軍団から距離を捕った。


 そして、脚に風の力を纏わせ、脚を中心に波動を巡らせた後、横に薙ぎ払うように蹴った。

 それと同時に分身千体に巨大な三日月状の風の刃が飛んで襲い掛かってきた。


 突風脚・月刃げつじん―――――――その威力はすさまじく分身どころか近くにあった農村のトラック、そして、そこそこ距離がある大木まで真っ二つになった。


分身の大半は煙とともに霧散した。――――――その時だった。


突然、大きさが50メートルくらいの瓦礫が襲い掛かってきた。


「何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃ!!!????」


と取り乱したが、一瞬で冷静になり、真一尾狐は一瞬で風に変身して素早く避けた。


 その上には美神本体が乗っていた。


「おっしーーーー、もう少しで当たったのにーーーーーーーーーーーー。」


 美神は悔しそうにしていた。


 あっぶねー。何だったんだ。あんな大きさの瓦礫なんかあったのか?


 間を開けずに、


「じゃあ、これはどうかな?」


と美神が竹刀でゴルフボールの要領で瓦礫を打ち込み、真一尾狐に向かっ複数の瓦礫を高速で飛ばしてきた。その瓦礫はなんと真一尾狐が最初に撃ち落とされたときにできた瓦礫のようだった。その瓦礫の大きさはなんとそれぞれ2メートルくらいの大きさだった。


「あの女!すげー怪力だな!」


と真一尾狐は避ける態勢を構えながら言った。そのとき一瞬、飛んで回転した瓦礫に貼ってあったものが目に映った。


黒い太文字のシールのようなものでこう書いてあった。


2^10


「何だ?この変な記号?」


真一尾狐は2の10の階乗の意味を知らなかった。当然だ。この狐に数学の知識なんかあるはずなかった


そのとき、すべての瓦礫の大きさが2メートルくらいだったのが、十メートルくらいの大きさになり、真一尾狐に向かって襲いかかってきた。


「ちっ、暴風で吹き飛ばすにしてはでかすぎるし、数も多いな!疾風変化で避けてもまた何か仕掛けて畳みかけるに違いねえ!こうなったら、あれでこの瓦礫ごとあいつにめがけて吹き飛ばして一発逆転を狙うぜ!」


真一尾狐は魂の力を解放した。


そして、片腕に巨大な竜巻を纏わせた後、体中に波動を巡らせた。、拳は龍の頭のようなものがついていた。


そして、地面が割れるくらい思いっ切り、踏み込み、


「オレ様の最強妖術壱ノいちのだん―――――神速竜巻拳!」


踏み込みと同時に放たれた拳から、龍の頭を宿した竜巻が爆誕した。


瓦礫群へ激突!


竜巻龍は轟音とともに巨大化し、岩塊を次々と飲み込み、竜巻の凄まじい回転で粉砕していく。


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド


全てを喰らい尽くし、大地には一直線の巨大な裂傷だけが残った。


真一尾狐の息が上がっている。なんせ本気の一撃だからな!


「やったか!」


と思った。しかし、真一尾狐の耳は異変をとらえた。


なんと美神はなんと空中へ高く飛んでいた。それだけではない!竹刀が激しく青白く光っていた。


「な、何だ!?ありゃ!あんな波動力はどうりき感じたことがねえ!ものすごい圧を感じる!」


「これはTHzテラヘルツエネルギーという高周波の霊波動だよ!周波数を1024倍して作ったんだ!」


「はあはあ・・・何だ・・・そりゃ?」


やべえ!神速竜巻拳を打った直後は風の力が十秒くらい使えねー。今、疾風変化じゃ避けられねー!かといって、動きが鈍っている。


こうなったら、最小限の動きで回避して後に頭に拳をぶち込んで反撃するしかねえ!


振り下ろした後、隙ができる。そこをねらう!


 よし!ここだ!と避けた!振り下ろした後の隙をねらうはずだった!


 なんとフェイントだった。振り下ろさずに一旦しゃがみ込みそれと同時に、真一尾狐のパンチをローリングして避けた。


「な、何だと!?」


 そして、懐に入りこみ、青白い光を纏った竹刀で胴を決めた。


「必殺――――――――――――テラストライク!」



ズド―――――――――――――――――――――――――――――――ン


 真一尾狐は腹を竹刀で思いっ切り殴られた。それだけではなく、何か爆発したように真一尾狐は吹っ飛び、山まで思いっきりぶっ飛ばされた!


「がはっ!」


まさか、このオレ様が!極悪非道の最強妖狐を自負していたこのオレ様が!


まさか・・・負けるとは・・・・


カヨ達みてーにここで殺されて終わるのかよ。



――――――真一尾狐の意識が途絶えた。



 真一尾狐は目を覚ますと、辺りはすっかり夜だった。近くで例の赤髪の女が焚火を囲み、鼻歌まじりに料理をしていたのだ。


「すごい!君回復が早いね!」

と嬉しそうにあの女が気づいた。


「・・・お前オレ様にとどめを刺さないのかよ。シカバネを破壊したら完全に消滅できるだろ?」


「ええ、やだよ。まだ罰ゲームしてないし。」


「・・・そうか・・・ゲッ!そういやお前そんなこと言ってたな!」

と真一尾狐は嫌そうな顔で言った。


「早速あなたに罰ゲームを課します!」

と美神は興奮気味にいった。


「けっ!これならいざぎよく消えたほうがよかったな!」

と真一尾狐と悔しまぎれに言った。


「もうそんなこと言わないの!」

と美神はメっ!とするかのようにデコピンした。


「痛!」

とひるんだ。大して痛くはなかったが、やや屈辱である。


 真一尾狐はこう思った!クソが!罰なんとかて何されんだ?


 一生あいつの奴隷になるのか?それとも一生乗り物としてこき使われて、馬車の馬みてーに一生走り回る情けねー目にあうのか!?

 クソが!どれも笑いものにされるではないか!大妖怪の道がここで途絶えるのか!?だが、逃げるわけにはいかねー。

 大妖怪様が一度約束したことを逃げ出すようなことをするわけにはいかねー!


「オレ様は極悪非道の大妖怪様だ!一度たりとも約束したら逃げたりはしねえ!どんなくそったれの罰でも受けてやるわ!」


「それは・・・ダララララララララ・・・私の!友達になることです!」


「そうか・・・友達か!?なんて屈辱な・・・はっ・・・え・・・んんんん!?友達!?」

と開いた口がふさがらない様子で真一尾狐はこう答えた。


「そう友達だよ。今から君は私の友達になります。」と美神は自信満々に答えました。


「はあああああああああああああああああ!?何だと!?奴隷にするとか?馬代わりにするとかじゃねーのか?」と真一尾狐は驚いた様子で聞いた。


「私、奴隷とか主従関係とかあまり好きではないのよね。お互い平等にありのままで接することができる。それは素敵なことじゃない?」と美神は微笑みながら聞いた。


「お前・・・」と真一尾狐は何か懐かしい気持ちになった。ここまで親しく接してくれたのはカヨちゃん以来である。久しく見なかった。


いかんいかんと言わんばかりに首を横に振った!


「ふざけるな!対等!?友達!?オレ様はいずれ伝説になる極悪非道の大妖怪様だ!友達にはなってた・・・」


「君、大妖怪様は約束から逃げたりしないんじゃなかったの!?」と美神はふくれっ面して言い返した。


「うっ!?・・・・クソが・・・分かったよ!しばらくその友達ごっことやらに特別に付き合ってやるわ!」と真一尾狐としぶしぶ嫌そうな顔してこう答えた。


「やったーーーーーーーーーーーーーーー!ねえねえ、まず、君の名前を教えてよ!」と

美神は聞いた。


真一尾狐はしばらく黙ってからこう答えた。


「ねえよ。」


「え!?そんな下手な嘘はつかなくていいよ。君、平安時代から生きている伝説の妖狐だって聞いたよ?名前くらいあるでしょ?」と美神は、またふくれっ面でこう聞いた。


「オレ様は嘘なんかつかねえよ。ねえもんはねえんだよ。オレ様は極悪非道の大妖怪様だ!それ以外ねえんだよ!」


「それ別に名前じゃなくない?」


「本当はあの時もらうはずだったがな・・・」と真一尾狐はぼやいた。


「え?」


「いやいや何でもねえ!とにかく名前なんてものは・・・」


「罰ゲームもう一つ!あなたに名前をつけます!」

と美神は思いついたようにこう答えました。


「はああ!?さっきやっただろう!?」

と真一尾狐はいった。


「別に一つとは言ってません!」

と美神はにやけながらこう答えた。


「くそが!極悪非道の大妖怪様でいいだろう!別に!」

と不満そうにいった。


「それ呼びにくいし、私はあなたのこと極悪非道なんて思ってないよ。」

と美神は言い返した。


「何だと!?」


くそが!名前なんて・・・あいつがつけたもの以外は・・・・


美神は真一尾狐をしばらく見てこう言った。


「決めました!あなたは夜に光る白い毛並みをしているから・・・」


それはかつてカヨちゃんが言っていたセリフだった。一瞬、胸が高鳴った。あいつよりは名前を決めるのは早いが


「モフモフ白ワンちゃんにします!」

と美神は自信満々に言った。


「ぶん殴るぞ!この野郎!オレ様は妖狐だ!ワンコじゃねえ!」

と白夜はギャグマンガみたいに怒った!


「冗談冗談。そんな名前つけないよ。もし犬みたいな名前が欲しかったら、白とかポチとかあるよ。あるいはコンちゃんとか」

とにやにやしながら美神はこう答えた。


「ふざけるな!オレ様を馬鹿にしているのかあああああ!」

と真一尾狐は怒鳴った。


「ええええ、そっちのほうがかわいいのに・・・」

と美神は不満そうにそう答えた。


「くそが!少し期待したオレ様がバカだったわ!」

と真一尾狐はそっぽを向いた。


「へー期待してたんだ!」

とにやついた顔で美神は答えた。


「うるせえ!」

と真一尾狐は答えた。


「まあ、ともかくとして名前はもう決めました!」


「・・・今度ふざけた名前だったらそのにやけ面をぶっ飛ばすぞ!」


「こういうのはどうかな!」


とどこからとってきたのか、習字セットを取り出し、和紙に名前を書いた。


「「白」という字に「夜」という字を書いてーーーーーーーーー」


と言いながら和紙を見せた。達筆だった。


「びゃくや・・・というのは?あなたの白く光る毛並みと心の奥底に秘める優しさは夜を明るく照らしてくれると思うの。それに、北極、南極付近に太陽が一日中沈まない現象を白夜というらしいよ。」と優しく微笑みながこう答えた。


そのとき、カヨちゃんの最後の言葉が鮮明に蘇った。たしかに「びゃくや」とそう答えていたのだ。


 白い毛並み。

 夜を照らす光。


 その言葉に、忘れたはずの声が蘇った。

 香代の最後の声だった。


 真一尾狐は目が潤んできた。一瞬、美神がカヨちゃんに見えた。しかし、拒否するかのように首を横に振った。


「名前の由来はムカついて気に食わねえが・・・漢字だけは気に入ったからありがたくいただくぜ!」

と白夜は後ろをむきながらこう答えた。何やら雫が垂れた。しかし、目を一瞬で拭いた。


「あ、そうだ!あと焼き魚と牛肉の串焼きを作ったけど食べる?」

と美神は訊いた。


「おおおお、そういえば腹が減ったぜ!これ食べたら、しばらく中国へ旅立って強くなって再戦してやるぜ。」

と白夜は食べ物に夢中になって食らいついた。相当腹が減っていたのだろう。


「ああ、それできないよ?」

と美神はさらっと言った。


「はあ!?何が?」

と白夜は?を浮かべていった。


「君は私から離れられないよ。実はあなたが気絶している間に術式をかけました強力な契約で離れられません。」

と美神は自信満々に笑顔でこう言った。


「何ぃ?」

と白夜は驚いた。


 試しに疾風変化で遠くへ飛ぼうとしたら、突然白夜の首に光の首輪が出て、地面にたたきつけられ美神のもとへ引き戻された。


「な、何だよこれ!?」

と白夜は驚いた。


「私から離れようとすると光の鎖が白夜君を私のもとへ呼び戻してくれます!」

と美神はエッヘンと自慢げに言った。


「そして、あなたには赤いマントをプレゼントしました。」

と美神は答えた。


 白夜は肩や後ろを見ると、確かに赤いマントを身に着けた。しかも美神とおそろいだった。


「何じゃこりゃあ!?いつのまに身に着けてたんだ!?」

と白夜は答えた。


「これからあなたは私とともにヒーローになるのよ!!」

と美神は答えた。


「何だよ!?ヒーローて?」

と白夜は訊いた。


「知らないの?ヒーローはカッコよくみんなを守るために悪と戦うやつじゃん!」

と美神は興奮気味にこう答えた。


「あなたはわたしとヒーローになるのよ!!」

と美神は答えた。



「ふざけるなああ、そんなものには絶対ならん!!オレ様は極悪非道の大妖怪様だあああああああああ!」



白夜の怒号が静かな山の中に響いた。


 割とはちゃめちゃなことしてます。なぜなら、勢いで書いたからです。


 勢いは最大風速だぜ!

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