途中を先行公開~第2話前編~何ィ!?妖宿(あやかしやどし)だと!?~
まだ途中ですが、投稿します。
あの夜の次の朝。茜屋美神と白夜は再び平野で決闘を始めた。
「このケンカに勝ったら、何が何でもこのくそったれな、この鎖を外してもらうぜ!」
と白夜は怨嗟の入り混じった声で言った。
「いいよ。私最強だし、負けないよ~。もし、私が勝ったらあなたをブラッシングして、シャンプーをするね。」
と相も変わらずへらへらしてこう言った。
「ブラ・・・シャン・・・ぶらしゃんとは何だ!?」
と白夜は首をかしげた。
「君、カタカナ語を知らなさすぎでしょ?要は綺麗にフワッフワッにするということ!」
美神は目を輝かせた。
「君の毛をふさふさにしてモフモフ度合いをさらに高める!抱いて寝るときにはきっと君は最高のモフモフ抱き枕になれるよ!」
「ふざけるな!そんなものには絶対ならん!ていうか抱きつくとは何だ!?気色悪いんじゃああああああ!」
と白夜は怒鳴った。
くそーーーーー!全てはこの女に負けたせいだ。変な鎖につながれるわ!寝るときにオレ様の尻尾に抱きついて寝られるわ!さっき、朝飯食う時には・・・
~回想の始まり~
そこは例のキャンプしていた山だった。
「ほれ!白夜君、ご飯だよ。おいでおいで。コンコン!」
美神はにやにやしながら狐の真似してからかった。
「ガルルルルルルルルル!!!!オレ様はそんなガキじゃねえし、コンコンとか言わねーぞ!何度もいうがオレ様は孤高の!極悪非道の!大妖怪様だ!舐めた態度をとるとぶん殴るぞ!」
と白夜はドスをきかせた。美神には効果がないみたいだ。
「孤高て君、別に今一人じゃないでしょ?」
美神は半分ばかにしたようなにやけ顔をしながら
「それにあなたは極悪非道じゃないよ。」
「だったら何だっていうんだ!」
白夜は睨め付けた!
美神は少し溜めてから
「ツンデレ~モフモフ・・・かわいいデカワンちゃんだよ!」
と犬の物まねをし始めた。
「!!!!!!!!!!・・この野郎おおおおおがあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と白夜は顔真っ赤にして殴りかかるが、あっさりかわされた。しかも、黄色い朝食(*フレンチトーストのこと)を食べながら見切りされてる。
「まあまあそんなにかっかっ怒らないでさっさと一緒にご飯食べよ。今日はフレンチトーストだよ!」
「けっ!誰のせいだ!この野郎!」
と白夜はしぶしぶフレンチトーストにかぶりついた。・・・甘かった。
~回想の終わり~
くそーーーーーーーーーーーーーーー、あまりにも屈辱だ!思い出しただけですっげえムカついてきた!このへらへら女め~オレ様に勝ったからって調子に乗りやがってえええええ!
こうなったらこのケンカで顔面をボコボコにして、そのへらへら顔を泣きっ面に変えてやるぜ!
轟音とともに、暴風が吹き荒れた!
ズドン!ドン!ドガ――――――ン!
という尋常じゃない音が出まくり、鳥たちが逃げ去るように平野から逃げた。
オレ様の最強の妖術参ノ段!竜巻廻天双龍拳
白夜は疾風変化した後、狐火で加速しながら、ぐるぐると螺旋を描き、巨大竜巻を発生させた後、同調して巨大竜巻そのものに変身した!
巨大竜巻には、巨大な拳が二つもついていた。その巨大拳は巨大竜巻の高速回転に乗りながら、ぐるぐると回っていた。
それは圧縮空気でできていると思われるが、巨大竜巻に巻き込まれ拳で殴られた岩石は一瞬で粉々になっていた。
その巨大竜巻はものすごい轟音を上げながら、ものすごいスピードで木をなぎ倒しながら地面を走った。
「今度こそ!オメーの顔面をボコボコにしてあざわらってやらあ!」
しかし、美神は竹刀に青白い例の閃光を纏った!
「甘いよ!スイカ並みにね。」
そして、青白い巨大な一閃が巨大竜巻をスパンと縦に真っ二つに割った。
秘技!テラウォーターメロンスプリット
スパああああああああああああああああああああああああああン!
「ぐあああああああああああ!」
白夜は乱気流でぐるぐる回転した後、実体化して地面に落ちた。そして、その後、美神が白夜のもとへ走った後、ものすごい乾いた轟音が、連続で鳴り響いた。
そして・・・勝者は・・・
「はい!私の勝ち!はははははっは!見たか!白夜君!真夏に甘くておいしいスイカを食べるために、毎年夏でも冬でも何百個もスイカ割りしまくって鍛えた必殺剣は!」
勝者は美神だった。
「く・・・くそが!また、オレ様が負けたのか・・・がく・・・」
ちくしょーーーーーーーー!なぜだ!何故、この女に勝てねえんだ!
「白夜君、早速だけど、君をブラッシングさせていただくよ。今の君、土埃にまみれているし。」
「だ・・・誰のせいだ・・・この野郎・・・。」
白夜は白目を剥いて気絶した。
「まずは君を回復させるね!」
美神は白夜の体に手を触れ、手からオーラみたいなのが出した。
すると、みるみる白夜のボコボコになった打撲痕は治っていった。
そして、白夜は意識を取り戻した。
「なあ、ブラッシ・・・て何すんだ?・・・あれか!?針剣山で相手の体をこすりつけて、傷だらけにして血まみれにでもするのか?」
「君、発想が物騒すぎるでしょ・・・違うよ。ブラッシングてこういうものだよ。」
とやれやれという表情をした美神はピンクの携帯カバーをしたピンクのスマホを取り出した。
「それは・・・人里で人間どもがいじっている謎の板じゃねえか!どんな妖術をしかけるんだ!?」
「これは、別に妖術じゃないよ。スマホていう電話だよ。いろんな機能があって、こうやって動画を見たりできるんだ。」
美神のスマホの画面には動画が映っていた。
~動画始まり~
見てください!このサモエド(犬種)のシロちゃんをブラッシングした後、シャンプーしてキレイにします!
シロちゃんもほらこの通り、とっても気持ちよさそう!この通り、抜け毛もしっかりとれています!
シャンプーをするときは、ワンちゃんを怖がらせないように顔をぬらさずに、シャワーの音を立てないでゆっくり洗ってあげましょう!
~動画終わり~
タイトルは、超簡単!ワンちゃんのブラッシングとシャンプーの仕方!というタイトルだった!
「!!!!!!!!!!!!ふざけるなああああああ!オレ様を人間に尻尾を振る軟弱な畜生と一緒にするな!大妖怪様は豪快に水浴びをして、汚れを落とし・・・」
言葉を遮るように美神は白夜の毛をブラッシングした!
「レッツ!ウルトラスーパーモフモフタイム!それええええええええええ!」
「あふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおん」
「ん?今変な声が出した?」
「ちげーよ!大妖怪様はそんな情けね声を出さねえんだ・・・あふぉおおおおおおん、く、くすぐってえええええええええ」
「さあ!私のブラッシングテクをご賞味あれえ!」
美神は白夜をブラッシングした。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。」
白夜は悶えた。
「お、おい!やめろ!くすぐってえんだよ!ぎゃははははははははははははは!」
「これからシャンプーであなたのモフモフをキレイにします!」
「オレ様はモフモフじゃねえええええええ!」
平野の中に白夜の声が響き渡った。
罰ゲーム三~モフモフをキレイにすること~
白夜の毛並みにツヤができた!
「あなたのモフモフ~復活!!」
「だから!モフモフじゃねえつってんだろ!」
「このままいけば、みんなの大好きなヒーロー兼かわいいモフモフマスコットになれるよ~」
「ガルルル、カタカナが多くて何言ってるのか分かんねえが、すっげえムカつくことだけは分かるぜ(怒)」
「君はやっぱりプライドが高いなあ~かわいいと言われるとかそんなに嫌なわけ?」
にやにやしながら美神はこう言ってきた。
「そんなの当たり前だろーが!だせえし、周りから恐れられる極悪非道の大妖怪様がそんなのでは笑われるだろーが!オレ様は恐怖の象徴となり、大妖怪伝説を広めて存在を知らしめてやるのだ!」
「うーーーん、そんなのになって面白い?」
「ああ?面白いとかそういうはなしじゃねー!オレ様は極悪非道の大妖怪様だからな!世界の頂点に立ち、周りがあまりの恐ろしさに噂を広めてな!」
突然、白夜は周りの人々の真似をし始めた(笑)
「白夜って妖怪はきっとこんな恐ろしいことをする奴だ!」
「いえ!きっとこんな豪快で悪そうでかっこいい妖怪なのよきっと!」
「いや!残酷無慈悲でこんな残酷なことを平気でする奴だ!ただ者じゃねえ!」
「そこに痺れる!憧れるぅ!とんでもない悪の象徴よ!」
「そういわれると思うと、高揚感のあまり笑いがこみあげてくるものだ!グハハハハハハハハ!」
「ププププ、やっぱり君面白いね(笑)」
「うるせぇ!」
「そんなにすぐカッカッと怒っていると威厳がなくなるよ~」
「何ぃ!?そうか、ちいせえことで怒っていると威厳がなくなるのだな!よし!あまり怒鳴るのやめるぜ!」
「あれ!?君、意外と素直だね?でも既に恐怖の大妖怪様の威厳はないけどね、プークスクス」
「何だとゴラァ!?」
「結局、怒るんかーい!(笑)まあ、そろそろ昼になるし、山で弁当を食べよう!」
美神と白夜は山頂の見晴らしのいいところでお昼ご飯を食べることにした。
美神はなんとカエルっぽいポーチの頭をトントンと叩いた。
カエルポーチの口はぐにゃりとものすごい大きくなり、ポーチの口から普通の弁当箱と巨大な弁当が出てきた。
「じゃじゃじゃーーーーーーーーん、今日は肉と卵焼きを挟んだおにぎらずに、たくあんにデザートのスイカでーーーーす。」
美神はまるでサプライズと言いたげにお弁当を出した。美神の弁当は普通のサイズだったが、白夜の分だけはやたらでかかった。
おにぎらずの具には黄色いふんわりとした卵焼きとそぼろの肉が挟まっていた。その大きさはなんと三人分どころか人一人分の大きさはあった。
「おお!うまそうな肉と卵だな!よく作ったな!・・・は!けっ!こんなので大妖怪様をこき使おうなんて百年早いんだよ!」
と言いながら、白夜はむしゃむしゃとでかいおにぎらずを食べた。
「私もたべようかな!おにぎらず。・・・は、ちゃんとご飯たべているのかな・・・」
「ん?なんか言ったか?」
「ううん、何にも。」
「これ食った後は、ケンカに勝って何がんなんでもこのくそったれの鎖を外してやるぜ!」
「・・・」
「何だよ、急に黙って。」
「うん!絶対離れないよ!」
と美神は笑顔を貼りつかせてこう答えた。
最後まで読んでくださりありがとうございます。前編を付け足す予定です。




