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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第52話 部長の感想

 部室。


 部長は完成した漫画を手に取り、静かに一ページ目をめくった。


 パラリ。


 誰も口を開かない。


 花音は両手を胸の前で握りしめる。


 悠斗も固唾をのんで見守る。


 ページをめくる音だけが、部室に響いていた。


 パラリ。


 パラリ。


 パラリ。


 花音は落ち着かず、小声で呟く。


「どうかな……」


 悠斗も珍しく何も言わない。


 最後のページ。


 部長は静かにノートを閉じた。


 部室に、短い沈黙が流れる。


 花音は思わず身を乗り出した。


「どうでした?」


 部長は二人を見て、小さく笑う。


「……面白い」


 その一言だった。


 花音は満面の笑みを浮かべる。


「やったー!」


 悠斗も肩の力が抜ける。


「……よかった」


 部長は完成した漫画を机へ置いた。


「ちゃんと最後まで読ませる力があった」


「いい作品だ」


 二人は顔を見合わせ、ほっと息をついた。

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