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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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49/57

第48話 締切三日前

 放課後。


 部室。


 文化祭まで、あと三日。


 悠斗は目の下に隈を作りながら原稿へペンを走らせていた。


「……よし」


「ようやく十ページ」


 花音は嬉しそうに拍手する。


「すごい!」


「漫画っぽくなってきた!」


 悠斗は疲れた笑みを浮かべる。


「ここ数日、家帰っても描いとるからな……」


 その時。


 花音が何かを思い出したように顔を上げた。


「あっ!」


 悠斗の手が止まる。


「……何や」


 花音は満面の笑み。


「設定思いついた!」


 悠斗は静かにペンを置いた。


「もうやめて!」


 花音は首をかしげる。


「まだ何も言ってないよ?」


 悠斗は両手を合わせる。


「頼む」


「今回は聞かん」


「聞いたら絶対描き直しになる」


 花音は口を尖らせる。


「いい設定なのに……」


 悠斗は机へ突っ伏した。


「もう徹夜したない……」


 文化祭まで、あと三日。


 部室には、締切だけが静かに近づいていた。

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