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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第40話 和平

 放課後。


 悠斗は静かにノートを開いた。


「ラスボス倒して終わりやと、少し物足りん」


 花音は首をかしげる。


「じゃあ、どうするの?」


「ちゃんと終戦まで描く」


 悠斗はペンを走らせた。


 暴れ天使が消滅し、戦場には静寂が訪れる。


 やがて、一人の天使が静かに前へ歩み出た。


 白い翼をたたみ、ルシウスの前で跪く。


「我ら穏健派は、戦いを望んではいませんでした」


「暴れ天使の思想を止められなかったこと、お詫びします」


 ルシウスは静かに手を差し伸べる。


「もう終わった」


「これ以上、争う理由はない」


 その手を見つめた天使は、小さく微笑み、立ち上がった。


 花音は嬉しそうに言う。


「仲直りだ!」


 悠斗は頷く。


「ここで和平を結ぶ」


 人間界と天界。


 長く続いた対立は終わり、新たな盟約が交わされる。


 人と天使は、互いを理解し合う道を選んだ。


 王都には再び笑顔が戻る。


 人々は歓声を上げ、ルシウスを迎えた。


「英雄だ!」


「世界を救ってくれてありがとう!」


 称賛の声が広場いっぱいに響く。


 ルシウスは照れくさそうに笑いながら、小さく頭を下げた。


 花音は満面の笑みを浮かべる。


「大団円!」


 悠斗はノートを閉じた。


「世界を救ったあとに、ちゃんと平和まで描いてこそ物語や」


 花音は何度も頷く。


「読後感、めっちゃいい!」


 二人は完成したプロットを見つめ、満足そうに笑い合った。

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