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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第37話 天使襲来

 放課後。


 悠斗はノートを開いた。


「……ほな、始めるか」


 花音は息をのむ。


「ついに?」


「ついにや」


 悠斗は静かに書き始める。


 千年目。


 その日、空が裂けた。


 純白の光が天より降り注ぐ。


 人々は空を見上げ、言葉を失った。


 翼を持つ者たち。


 天使。


 神話の存在が、ついに人間界へ降臨した。


 花音は思わず立ち上がる。


「きたー!」


 悠斗は続きを書く。


 先頭に立つのは、一人の天使。


 人々を冷たく見下ろし、静かに告げる。


「欲深き人間よ」


「その命、今日で終わりだ」


 次の瞬間。


 街を包む光。


 轟音。


 王都は一瞬で崩壊した。


 逃げ惑う人々。


 倒れていく魔導士。


 騎士たちも歯が立たない。


 ルシウスは剣を握り、天使へ挑む。


 絶級。


 超絶。


 超級。


 持てる力のすべてをぶつける。


 しかし――


 一撃。


 天使は傷一つ負わない。


 逆に放たれた一撃で、ルシウスは地へ叩き落とされた。


 花音は息をのむ。


「主人公が負けた……」


 悠斗は頷く。


「ここで負けるから、最後の逆転が映える」


 花音は目を輝かせた。


「なるほど!」


 悠斗はノートを閉じる。


「ここから最終章や」


 花音は力強く拳を握る。


「ここから最終章!」


 二人は顔を見合わせ、大きく頷いた。

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