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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第36話 平和

 放課後。


 悠斗はノートを開いた。


「ラスボスへ行く前に、一つ大事なことがある」


 花音は首をかしげる。


「なに?」


「平和な世界を描く」


 悠斗はペンを走らせる。


 ルシウスは魔導士団副団長として各地を巡る。


 魔物討伐。


 盗賊の制圧。


 災害で孤立した村の救援。


 失われた魔法で、人々を守り続ける。


 子どもたちは憧れの眼差しを向け、


 街の人々は笑顔で彼を迎えた。


 花音は嬉しそうに言う。


「主人公っぽい!」


 悠斗は頷く。


「ここで仲間も増やす」


 王国騎士団長。


 治癒魔法の使い手。


 幼なじみの魔導士。


 個性豊かな仲間たちが、ルシウスの隣に集まっていく。


 花音は目を輝かせる。


「パーティだ!」


「せや」


 悠斗は笑った。


「ここで読者に世界を好きになってもらう」


「この世界が平和やからこそ」


「壊された時に悲しくなる」


 花音は感心したように何度も頷く。


「おぉー!」


 悠斗はノートを閉じた。


「平和は、ラスボスを引き立てるための大事な土台や」


 花音はにっこり笑う。


「なるほど!」


 こうして二人は、来るべき決戦の前に、守るべき世界へ少しずつ命を吹き込んでいった。

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