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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第27話 黒幕?

 放課後。


 悠斗はノートを机いっぱいに広げた。


「ちょっと整理するで」


 花音は頷く。


「お願い!」


 悠斗はこれまで書いたページを順番にめくる。


「千年に一度、天使が降臨」


「人類は壊滅寸前」


「主人公だけ神級魔法を習得」


「ラスボスは暴れ将軍みたいな天使」


「最後は穏健派と和平」


 しばらく考え込んだ後、ペンを走らせる。


「……なるほど」


「暴れ派と穏健派がおるなら、天使は内部分裂しとるんやな」


 花音は目を輝かせた。


「おぉー!」


 悠斗は続ける。


「ほな主人公は、人類対天使やなくて――」


「天使同士の争いにも巻き込まれる形か」


「それなら最後に和平できる理由も作りやすい」


 花音は勢いよく拍手した。


「すごーい!」


「話っぽくなってきた!」


 悠斗は苦笑する。


「最初は『暴れとる天使倒す!』だけやったからな」


「ここまで来ると、ちゃんと一本の物語や」


 花音は満足そうに胸を張る。


「私のストーリー!」


 悠斗は間髪入れずにツッコむ。


「いや、ワイが整理したからや!」


 花音は首をかしげる。


「でも最初に思いついたの私だよ?」


 悠斗は少し考え、


「……まあ、それはそうやな」


 と認める。


 花音は嬉しそうに笑う。


「えへへ!」


 悠斗は小さくため息をついた。


「思いつき担当と整理担当で役割分担できとるやん……」


 こうして今日も、花音の思いつきは、悠斗の手によって一つの物語へと姿を変えていくのだった。

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