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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第25話 ラスボス

 放課後。


 花音はノートを勢いよく開いた。


「ラスボス決めた!」


 悠斗は身を乗り出す。


「お、ついにか」


 花音は満面の笑みで宣言した。


「暴れ将軍みたいな天使を倒す!」


「は?」


 教室が静まり返る。


 悠斗はゆっくり聞き返す。


「……暴れ将軍?」


「うん!」


「めっちゃ暴れる!」


「だからラスボス!」


 悠斗は頭を抱えた。


「なんで暴れとるん?」


 花音は固まる。


「……」


「他の天使との違いは?」


「なんでそいつだけ人類を滅ぼしたいん?」


「目的は?」


「思想は?」


「穏健派がおるなら、何で対立しとるん?」


 質問が次々と飛ぶ。


 花音は困ったように笑った。


「お願い!」


 悠斗は机に突っ伏す。


「またワイか!」


 花音は励ますように言う。


「悠斗くんなら考えられる!」


「信頼が重い!」


 悠斗はため息をつき、ノートを開いた。


「……まず暴れとる理由から考えるか」


「思想の違いなのか」


「使命を絶対視しとるのか」


「それとも天使の中でも異端なんか……」


 花音は目を輝かせる。


「それ全部いい!」


 悠斗は勢いよくツッコんだ。


「だから全部盛るな!」


 ラスボスが決まるたびに、世界設定はさらに膨らんでいくのだった。

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