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第22話 千年に一度
放課後。
花音は勢いよく立ち上がった。
「物語はね!」
「千年に一度、天使が降臨するの!」
「ちょうどその千年目から物語が始まる!」
悠斗はメモを取る。
「ふむふむ」
「で?」
「人類は毎回壊滅寸前!」
「主人公しか対抗できない!」
悠斗のペンが止まる。
「主人公しか?」
「うん!」
「歴代の英雄も全滅!」
「魔導士団も勝てない!」
「主人公だけが希望!」
悠斗は苦笑する。
「まあ、王道っちゃ王道やな」
「ラスボスが天使とか神みたいな存在になる作品、結構あるし」
花音はうんうんと頷く。
「そうそう!」
「強そうやん!」
悠斗はノートを閉じた。
「……で」
「なんで主人公だけ対抗できるん?」
花音は満面の笑みを浮かべる。
「そこお願い!」
悠斗は天井を見上げた。
「やっぱそこ来るか……」




