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漫画研究部ですが、設定会議だけで文化祭を迎えそうです!?  作者: Atelier Lotus


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第20話 辻褄

 放課後。


 机の上には、設定ノートが何冊も積み重なっていた。


 悠斗は深呼吸する。


「……よし」


「今日は全部繋げる」


 花音は首を傾げた。


「繋げる?」


 悠斗はノートを一冊ずつ開いていく。


「魔法」


「種族」


「国家」


「組織」


「主人公」


「敵」


「全部一本にまとめる」


 花音は「おぉー」と感心する。


 悠斗は独り言のように呟いた。


「主人公が古代文献を探す理由はこれで……」


「天使が襲撃してくる理由はここへ繋げて……」


「魔導士団が動く理由はこれやな」


「竜族と超絶魔法もこれで説明できる」


 ペンが止まることなく走る。


「これをこうして……」


「これで……」


「なんとかできそうかな」


 花音は満面の笑みを浮かべた。


「私のおかげだよ!」


 悠斗の手が止まる。


「……」


「おい!」


「ほとんどワイが考えたやろ!」


 花音は胸を張る。


「でも最初に『超絶魔法』って考えたの私やし!」


「そこだけや!」


 教室にツッコミが響く。


 こうして今日も、設定担当兼プロット担当・朝倉悠斗は、花音の思いつきを一つの物語へと仕上げていくのだった。

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