11/57
第10話 世界観
悠斗は深呼吸した。
「一回、整理するわ」
ノートを開く。
「絶級魔法って何なん?」
「超級魔法との違いは?」
「魔法体系はどうなっとるん?」
花音は待ってましたと言わんばかりに答えた。
「初級魔法!」
「中級魔法!」
「上級魔法!」
「絶級魔法!」
「超絶魔法!」
「超級魔法!」
「神級魔法!」
悠斗は思わずノートを見返す。
「……増えたな」
花音は満足そうに頷いた。
「神級魔法は天使が使える魔法!」
「神級やのに、天使!?」
「嵐を起こしたり!」
「噴火させたり!」
「自然を操るやつ!」
「お、おう……」
悠斗はノートを眺めながら首をひねる。
「ていうかさ」
「ん?」
「全部『○級魔法』で揃えとるのに、一つだけ『超絶魔法』って違和感しかないわ」
花音は即答した。
「かっこええからええの」
「お、おう……」
悠斗は気を取り直す。
「で、他の魔法は?」
花音は笑顔で答えた。
「考えてなかった!」
「そこもお願い!」
悠斗は天井を見上げる。
「ワイ、作画担当ちゃうん!?」
設定を確認するたびに、世界は広がる。
そして、その穴を埋める担当は、今日も悠斗だった。




