〈第三章〉十二月
「模試×恋愛」と言う新鮮な物語ですのでぜひ読んでみてください
〈三章 十二月〉
あの日以降話すことはなく、あっという間に十二月の模試の日。しかし、俺は前日風邪を引いてしまったのだ。未来さんに連絡しようと思ったが、そんな勇気もなく、時間が過ぎていった。
永井「十六時か…」
もうとっくに模試が終わっている頃だ。そんな事を考えながらスマホを見ていると…
スマホ「ピコッ」
永井「どうせ公式メッセだろ」
俺は連絡する相手は姉か母しかいないので、通知はすべて公式メッセと認識している。
一時間後、いやいやスマホを見ると未来さんから連絡が来ていた。
もっとはやく、見るべきだった
〜スマホの画面〜
未来「今日模試の会場にいませんでしたが、大丈夫ですか?」
永井「少し風を引いただけですよ。心配かけてごめん。」
本当は心配してくれて嬉しい。本当に嬉しい。
未来「いえいえ!」
永井「今回、未来さんに会えなくて少し寂しいよ」
俺は何を言っているんだ!!!頭が回らない…
既読がついてから三分ほどたったあと返信が来た。
未来「今回の模試で会えなかったので、今度会いませんか?」
俺は叫んだ。これはデートのお誘いなのか?そうなのか?そうだよな!
永井「本当に?!」
未来「はい!ぜひ行きましょう」
胸がすごくドキドキしている。こんなの初めてだ。
永井「じゃあいつ集合にする?」
未来「学さんはいつがいいですか?」
永井「じゃあ十二月二十三日はどうかな?」
本当はクリスマスイブの日にしたかったが、それだとほぼ好きだと言っているようなものだ。
未来「申し訳ないのですが二三日は塾がありまして…二十四日はどうですか?」
これはたまたまだよな!偶然だよな!。そんなことを思いながら、淡々と文字を送る。この時間が一生続いてほしい。
永井「俺も空いてるからそこにしましょう。どこに行きますか?」
未来「私達は受験生なので、私の家で勉強しましょう。」
家だと!?!?いや全く変なことは想像していない。ただの勉強会だぞ俺!
永井「家にお邪魔しちゃっていいんですか?」
未来「はい!実は友だちを家に呼ぶの夢で。」
そうか。未来さんは、天童グループのご令嬢なんだよな。でも俺にはそんなの関係ない
永井「そうなんだ。じゃあ俺が第一号?笑」
未来「そうなりますね笑」
未来「後で、私の家の住所を送りますので、二十四日の十三時集合でいいですか?」
永井「うん。ありがとう。また連絡します!」
未来「はい!」
風邪を引いて、良かったと思った日は今日が初めてだ。
今回も見てくれてありがとうございました。
次回はついにデート編です!




