第11話 出会い
前回のあらすじ
実のお兄さんを亡くした経験を持つ
謎の悪魔襲来...クフフフ...
「じゃあ行ってきます」
「行ってきます!」
翌日、俺達はさっそく街を見に行く事になった
父上に護衛は要らないと言ったのだが
流石に認めてもらえなかったのだが、さんざんごねた結果
護衛役の兵士と戦って勝てたら良いと言われたので
魔法でハメテ完封してやった
自分の力を過信しているつもりは無いが、マップを使って人の位置は把握出来るし、敵意や殺意も感知可能。いざとなれば空間魔法で転移すればすぐ逃げられるので護衛なんて正直邪魔としか思えない
そういう事を説明すると
「はぁ〜...分かった、分かったよ。そこまで言うなら良いけど、しっかりセレナの事を守るんだぞ?」
「はーい」
そう言って父上は頭を抱えながら承諾してくれた
うちの親は子供に甘いからな。強行すれば案外行ける。
と、ここまで考えながら歩いていた所
「お兄さま!お兄さま!あそこからいい匂いがするのです!」
「ん?あれは...」
たこ焼き?
この世界にたこ焼きなんてあったのか?
というかタコいるの?
俺は気になってその屋台に近づいてみる
「おじさん。それは?」
「これか?これは今王都で流行ってるオクタン焼きだ!」
ポケ〇ンかな?
「なんでも昔、勇者の1人が商売を始めた時に作られたって話だ」
「へ~。おじさん!それ1人分お願い」
「おう!1つ銅貨4枚だ」
銅貨をポケット(無限収納)から出し、オクタン焼きを受け取る
突然だが、ここでこの世界のお金について説明しよう
この世界は貨幣制度で、下から
銅貨→大銅貨→銀貨→大銀貨→金貨→大金貨→白金貨→王金貨
となっていて単位はG
銅貨1枚10Gで、銅貨10枚で大銅貨。大銅貨10枚で銀貨になる
日本円に換算すると、10G=100円だ
平民の一日の平均収入は銀貨1枚程だと言われている
「じゃ、いただきます...」
熱っ!......うん。美味い。普通のたこ焼きだな
「セレナも食べる?ほい、あーん」
「あ~む...美味しいです!」
食べながら頬を緩ませる我が妹
うん。守りたい、この笑顔
オクタン焼きを食べ終わった後
ギルド、学園など、屋台巡りをしながら色々と見て回った
特に城の見た目には圧倒された。1度来た事はあったが、やはり大きな城には目を奪われる。セレナも目を輝かせていたからな...
女の子だし、そういう憧れとかあるのかね
と、そろそろ昼頃かな~...なんて考えていると
マップに不審な動きをする者が表示される
『マスター。目的はどうやら1人の少女を誘拐する事のようです』
マジですか...
んー...ここで見捨てるのも後味悪いしな
こういうのは正直柄じゃないんだが...仕方ない
「セレナ悪い。女の子が襲われてるみたいだから助けてくる!」
「お兄さま!?」
既に後ろから聞こえる声を無視して路地裏へ
念の為、セレナにはマップを介してイヴに監視させてるから
危険はないだろう
路地に入ってすぐ右に曲がる
そして目の前には、女の子を誘拐しようとする3人の男達の姿が
「ちょいと失礼!」
そう言って3人の内1人を鳩尾を殴って気絶させる
「っぐ!?....」
「あ?」
「おいっ!...ちっ...このクソガキっ!」
俺の姿を確認した2人はナイフを構えて突撃してくる
動きを見切り、1人は手を腕に添えて攻撃をいなし、もう1人は躱して懐に入り、拳を与えて気絶させる
「っかは!?...」
「っひ!?...」
「【パラライズ】」
最後に起きている男に対して麻痺をかけて終わりだ
ふぅ...ま、ある程度聞きたいこともあるしな
俺は未だに困惑している少女の方を向き、言葉をかける
「あの、大丈夫?」
「っあ!...ええ、大丈夫よ」
「そっか。なら良かった」
「あの、...助けてくれてありがとう!」
「いや、偶然通りかかっただけだから...俺はクロス。君は?」
「えっ...と...その...」
なにやらブツブツと言っていたが
やがて決心したように被っていたフードを外すと
そこには綺麗な金色の髪を持った美少女が存在していた
あれっ?でもこの顔どこかで...
「私の名前はシルヴィア・フォン・ベルクロード。改めて、助けてくれてありがとう!クロス!」
「っは!?第2王女殿下でしたか...失礼致しました...」
「そんなに畏まらないで?さっきみたいな感じで良いから。ね?」
礼をとろうとした俺を止めてそう言う彼女
「いや、しかし...」
「助けられたのは私なんだからもっと砕けて話しても良いのよ?」
「ですが殿下...」
「シルヴィア」
「いえ、だk「シルヴィア」...シルヴィア様」
「様付けも無し!シルヴィって呼んで?」
「ハードル上がってません!?」
「気の所為よ」
ぐぬぬ...
「はあ...わかりまs...いや、わかったよ...よろしく。シルヴィ」
「ええ。よろしく!クロス!」
敬語を使おうとするとジト目を向けられたので
仕方なく普通の口調で話す
(はぁ...妙な事になったな...)
と、ため息を吐くのだった
なんというか...
書いていてすごく不安になってきます
これはなんなのでしょうか...
先の展開は既に決まっているのに、その内行き当たりばったりで新しく何かを追加しそうな予感がします




