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暴走する魔力
短めです
貴族達は捕まることが決定された。
後は奴隷商人だけである。
「しっかし、どこにいるかは…」
水鏡を使おうにも、先ほどまで貴族達を捕まえる証拠集めとして使ったら、自動で普通の鏡へと機能を変えてしまった。
しばらくは使えない可能性が高い。
「鈴蒼」
「何だ」
人間に擬態した鈴蒼が現れる。
「今から神狐の姿になるから、結界を」
「自分で張ればいいのでは?」
「…今から探索魔法も使うんだ」
「……私が結界を張ろう」
パチンと指を鳴らし、鈴蒼は結界を張る。
ひやりと冷たいが、頑丈な結界。
その中で私は神狐の姿になる。
そして無属性の探索魔法を展開する。
私は陽菜みたいに複数の属性魔法を使うことが出来ない。
同じ属性ならば違う魔法が出来るけど…。
目を閉ざして集中する。
狐の耳がピンと立ち上がり、尻尾が広がる。
探索魔法を使う時、この姿の方が使いやすい。
ふと、強い魔力を感じた。
凄まじく、神々しい魔力。
誰のだと首を傾げた刹那。
陽菜のであって、陽菜のと違う(・・・・・・・・・・・・・・)魔力が、暴走したように膨れ上がった。
「陽菜…!?」
嫌な予感が、した。




