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事件が起こりました

急展開です

スクレッツァ王族兄妹は、一週間はこの王国に滞在するらしい。

私達は宿屋に泊まることにして、男組と女組に部屋を分けた。

どっちも二人部屋なので、鈴蒼は私の中にいる。


さて、陽菜がアレクさんを半殺しに行ってから三時間。

半殺しの理由?

ファーストキス事件のことですが何か?



「遅いなぁ」



眉を顰めながら言うと、レインが頷く。



「いつもなら既に帰ってきているのにな」



陽菜は二時間くらいで戻ると言っていた。

捕まることはない、あの状況を説明した時に好きな時にやっていいと紫凛様が許可していたし。

だからその心配はない。

可能性としては……。



「大変です!」



不意に、紅の騎士団の一人が中に入ってきた。






王城内とか無関係に、神狐としての姿も晒してるのも気づきながらも無視し、目当ての人物を見つける。

その人は私を見ると目を見開いた。

周りもだ。

だが、私はそのことを気にしない。

その人に近づき、胸ぐらを掴む。



「どういうことだ、この状況は」



私は彼―――黒鈴様に、怒りに染めた目で見ながら言った。

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