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とりあえず殴らせろ

今回、かなり短いです

目を開けると、知らない場所だった。

しかも腕輪を装着して。

じっくりと腕輪を観察し、眉を顰める。



「……隷縛の腕輪か、本当にふざけてるな」



本来ならば奴隷に使う隷縛の腕輪。

つけた者の命令に従うためにつけるもの。

武骨なデザインであるはずのそれは、繊細なものになっている。

これを私につけたという意味は。



「私を奴隷にする、ということか」



魔力を込めて腕輪を破壊する。

砂となったそれを一瞥イチベツし、同じデザインの腕輪を創造属性の魔法で作ってつけた。

隷縛の腕輪は魔力が弱い者につけるのだが、その定義でいくと私をかなり軽んじていると分かる。

こんなところに誰が嫁ぐか。

しばらくは奴隷にされたフリをして、証拠を集めるか。


けど言いたい。

とりあえず殴らせろと。

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