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ナナヤ2〜3日目 ▶︎狩り、採取、能力診断!


 ナナヤは2日目の能力測定という名の研修で、1匹でモンスターを狩った。


「お前、本当にカーチェニャッチか?」

「それはパイセーンの方が、そう言われる長さしてると思うミャん。それにパイセーンがモンスターを誘導してくれたから、安全に狩れたミャ。ありがとミャ!」


 狩猫は、せいぜい人間ハンターのサポートが出来る程度のはず。

 だが、ナナヤは中級ハンターが狩るような大型モンスターを、しっかりと倒してしまった。


「お、おう……そういうのがサポ猫の役割ニャッチ」

「あ、ナナヤ、解体はヘタクソだミャ!」

「やってみろニャッチ。研修だ」

「わ、わ、わかったミャ……」


=;・ω・=;´꒳`;=꒪꒳꒪=


「も、もういいニャッチ」


 4分の1ほどが細断されたあたりで、パイセーンがナナヤを止める。


「モンスターの解体が気持ち悪い、とかではないニャッチな……」

「全然平気ミャ! でもナナヤ、それなりにぶきっちょミャ!」

「お、おう……、それなりってか、果てしなく不器用だニャッチ」


 パイセーンが残っている4分の3で、お手本を見せる。


「この魔物は、羽の部分に肉はさほど無くて食用に向かないから、付け根で切り落とす。そして、羽は布団や枕の材料になるので、余裕があれば持ち帰る」


 魔物の素材について、役割を説明するとナナヤは頷きながら耳を傾けて、解体されていく魔物をしっかり見ている。


「狩った魔物って、そのまま街に持ち込んじゃダメミャ??」

「それが出来れば、解体屋に綺麗に持ち込んで解体してもらえるから、素材での報酬も多く得られるニャッチが、狩猫としてハンターと一緒に街から街へ流れるときは、どうしても売る素材を厳選してから、解体する必要があるニャッチ」

「ミャ〜……なるほどミャ〜」


 解体の技術も、やはり必要になる事を理解した。


「村では、解体をする専門のカーチェがいたから、覚えなかったミャ」

「カーチェの村は、色々役割分担するニャッチよな」


 ナナヤは、覚えた方がいい事だろうと、鼻息を荒く吐いて気合いを入れたが、パイセーンが首をゆるっと振った。


「ナナヤは解体向いてないニャッチ」

「ミャッ! や、やる前から諦めはダメミャ」

「いや、いまやってみただろニャッチ……」

「ま、まだ、ナナヤは、解体方法を、し、知らミャーから、うまく出来てないだけミャ……ッ」

「目を逸らさずに言ってくれニャッチ」


 ナナヤも自身の不器用さを理解しているので、パイセーンのような綺麗な解体は出来なさそうだなと思った。


「魔物を狩って、街に近いところだったら、血抜きとかしないで持って行っちゃっていいミャ?」

「事切れて4〜5時間以内、もしくは生捕りにして動かない魔物であれば、そのままを持っていくと、素材の質は落ちにくいから素材は高く売れるニャッチ」


 狩りの後のことをナナヤは少し覚えようと、パイセーンに色々質問する。

 短時間で運ぶことができる、街の近辺にいる魔物ははっきり言って、素材が手に入りやすいため、素材価値の低い魔物である。

 食用の肉としての部位以外は、高く売れないらしい。


「ミャ〜……そうなると、やっぱ解体技術が必要ミャんね……」

「お前さんは、誰かと組んで動いたほうがいいと思うニャッチ……」

「そうミャよね〜、カーチェはカーチェだミャんから……ミャ〜〜」


 ナナヤは将来どうしようかを色々考えているが、パイセーンとナナヤの考えは少し違っている。



――ナナヤはカーチェのくせに、めちゃくちゃ強いニャッチ……。

 まだ仔カーチェで魔物を狩れるくらいニャッチから、成猫カーチェになったら、人間のハンターと同レベルになる予感ニャッチな。ハンターという面では、伸びしろもまだまだあるニャッチ。

 しかし、このヤバい不器用さでは、生活面が壊滅しそうニャッチ。

 お金の計算とか、生活面のサポートをしてくれそうな相棒がいないと、生活が破綻しそうニャッチな。


――カーチェは人間と比べると力も弱く、きっと人間のハンターには敵わないミャ。アシスト力を上げるには、解体とか魔物の知識とか必要ミャんね。

 覚えられる気がしミャいけど、頑張るしかないミャね!


 村ではカーチェは人間より弱い、と教えられて来たので、自身がメインでハンターとなることはない、補助的役割になるのだろうと思い込んでいるナナヤ……というより、世間の常識がそれである。

 パイセーンは、このイレギュラーなカーチェをどう評価すべきか悩み始める。


 そして、小型で素材が売りやすいモンスターを2匹ほど倒して、本日の能力測定は終わった。



 次の日は採取の能力測定で、ナナヤは基本のキな傷薬になる薬草しか見分けることができなかった。

 きのこは毒キノコばかり、食べられるものとして認識していたし、鉱石は価値のない石ころばかり集める。

 しかし、指示をしたらそれを手早く取ってくる事はできるので、採取経験の不足による判別能力が足りない状態と評価をつけられた。


「ナナヤだけだと、全然採取ダメダメミャんね!」

「自信満々に鼻息を噴いて出す言葉じゃないニャッチ」



ナナヤの評価

種別:カーチェ(こども)

戦闘能力:A+

採取能力:C

判別能力:D


総合:C

※ただし、能力に偏りが大きいため、評価数値は分類評価を参照することを推奨する。

 まだこどものため、要見守り・指導の必要あり

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