第二十三話
「みんな、待たせてごめんね。」
「それほど待ってないから大丈夫だよ。」
「そうだよ~。まあ~、さっきの~、ミーティングの事は~、後で~、教えてあげるから~、今は~、準備を~、しよっか~。」
「そうだね。じゃあ、今から少しメイクと着替えるから。待っててね。」
そうして、私はすぐに行動をするのだった。しかし準備をしている間、唐突にKANAMEが話しかけてきた。
「UTA、いまさらの事なんだけど、唐暮茜の事を少し教えてくれるかな?」
「あっ、私も気になってたんだ。特にUTAが唐暮茜の事をどう思ってるのかを教えてくんない?」
「ん?ほんとにいまさらそんな事聞くんだね。まあ、いいよ。何が知りたいか言ってよ。その事について、教えるから。」
「じゃあ、初めて知った時の事を教えてくれるかな。」
「そうだね、初めて知ったのは、G・L・Vの公式チャンネルで流れていた紹介動画が初めてかな。」
「へー、初期の方から知っているんだと思ったよ。」
「まあ、もともと気になっていてね、初めて配信を見たのが僕たちが配信をした日なんだよね。」
「そこまで見てなかったのね。じゃあ、その配信を見て思ったことは何かあったの?」
「そううだね、まず思ったことは、声がすっごく似ているなと思った事かな。」
「あー、それは確かにそうだね。僕も作曲のイメージを作るために配信とか見たんだけど、UTAと声の違いを見つけるのが大変だったよ。あんまり違いがないせいで、いつも通りに曲を作っちゃいそうになったからね。」
「そうなの、僕もそのことは気になりはしたんだけど。その日の配信が僕たちの配信の事を話していたんだ。そのせいで、そのことが星のかなたに飛んで行ってね。まあ、それで一気にひかれたっていうのかな。」
「へーそうなんだね~。」
そんなことを話していると、扉がノックされ、外から声をかけられた。
「すみません~。カラーイッシュの皆さん、楽器の方の準備が出来たので確認をお願いしますー。」
「はーい!分かりましたー!準備が出来たらすぐ行くんでー、スタジオの方で待っといてもらってもいいですかー。」
「わかりましたー。」
そういって、扉の前からいなくなったのを感じることが出来た。
「そうみたいだから、一回スタジオの方に行こうか。」
「そうだね。じゃあ、色々といないといけないから、しばらく戻れないから貴重品とかはしっかり持ってくるんだよ。」
そうして、カラーイッシュはスタジオへと向かって言った。
同時刻、唐暮茜の配信では。
「みんな、待たせてごめんね。」
「どうやら、UTAさんが来たみたいですね。」
『みたいだね。』
『ばれないといいな。』
『でもばれた時の反応も気になる。』
『確かに。』
「にしても、何度聞いても私の声と似てますよね~。」
『あっ、そういえばそうだね。』
『目を閉じて聞くとあんまり違いがないね』
『これの聞き比べとかするの楽しいかもね』
「特にUTAが唐暮茜の事をどう思ってるのかを教えてくんない?」
「おっ、どうやら今回の目的に挑戦するみたいですね。」
『今回の挑戦?』
『なになに、何か挑戦してるの』
『説明してないよ、ちゃんと説明しないと。』
「あっ、そうでしたね。今回ですがカラーイッシュの方にはミッションのようなもので私の事をどう思っているなどの事を聞くと言ったことをお願いしているんです。で、それに今挑戦しているという事です。」
『なるほど。そんなことお願いしていたんだね。』
『色々な事に挑戦してほしいね。』
『緊急ミッションみたいに、ここで募集したら面白いんじゃないかな。』
『それいいね、今から送ろ。』
「そのことに反応できるかは置いといてですね。どうやら動くみたいですよ。」
「じゃあ、初めて知った時の事を教えてくれるかな。」
「そうだね、初めて知ったのは、G・L・Vの公式チャンネルで流れていた紹介動画が初めてかな。」
「あー、あの動画で知ってもらったんだ。」
『デビューまえに必ず出している動画だね。』
『あれいいよね。分かりやすくまとめられてる感じでいい。』
『しかも個別だから、見やすいいだよね。』
「へー、初期の方から知っているんだと思ったよ。」
「まあ、もともと気になっていてね、初めて配信を見たのが僕たちが配信をした日なんだよね。」
「うっわ、うそでしょ、あの配信見らえてたの。恥ずかしいな。」
『うっわ、本人に見られていたのか。』
『俺だったら、恥ずか死しちゃうね。』
『俺も、5年くらいは引きこもるは』
「そこまで見てなかったのね。じゃあ、その配信を見て思ったことは何かあったの?」
「そううだね、まず思ったことは、声がすっごく似ているなと思った事かな。」
「あっ、やっぱり思うんですね。」
『そりゃ、そうでしょう。』
『まあ、似てることは気づくよね。』
『でも似すぎてるよね、やっぱり。』
話を聞いていると、どうやらカラーイッシュの全員も同じように思っているようだ。そんなことを話していると、スタジオに一度行くことになったようだ。
「そうだね。じゃあ、色々といないといけないから、しばらく戻れないから貴重品とかはしっかり持ってくるんだよ。」
「おそらくこれは、この間に外に出てという指示ですね。」
『おそらくというよりもそうでしょ。』
『まあ、このタイミング逃したら、いつ出れるか分からないもんね。』
『教えてくれたことに感謝しないとだめだよ。』
そうして、しばらく待つと控室から音は聞こえなくなった。そのことを確認して、ゆっくりと隠れていたところから出てくる。
「ふう~、今いないみたいですね。では、戻ってくる前に一度外に出ましょうか。」
『えっ、これでドッキリ終了という事!』
『いやだー!もっとやってくれー!』
「あっ、ドッキリはまだ続けますよ。この後は、控室に戻って来たUTAさんの裏の顔を暴くといった感じで。このままの状態で、挨拶に来てどんな反応をするのかを見ていこうと思います。」
『良かった、まだやってくれるのね。』
『楽しみ、楽しみ。』
「では、UTAさんが戻ってくるまでお待ちください。」
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