第二十二話
茜がカラーイッシュ達にドッキリの説明をしているころ。
朝日はタクシーに乗り今日の目的の前にようやく到着したのである。
「ふう~、やっとここまで来たよ。」
駅に着いたはいいが、スマホを忘れていたことに気づきそれを取りに帰った。そのため、乗ろうとしていた電車に乗ることができずに、タクシーでここまで来ることになったのである。
「えっと、確か着いたらあちらのマネージャーさんに連絡をするんだったよね。」
そうして、詩はマネージャーへと連絡をして、入口の前で待つのだった。
しばらくすると、入口の方からスーツを着た女性が出てきた。誰かを探しているようで入口から出てあたりを見渡していた。そうして、こちらの方を見ると、見つけたような感じでこちらに近づいてきた。一応先ほど連絡したときに自分の服装などを伝えたのでそれで判断して見つけたのかもしれない。そうして、近づいてきて彼女の声が聞こえてきた。
「お待たせしましたー!あなたがUTAさんで間違いはありませんか?」
一応の確認として、私がUTAなのかの確認をしてきた。
「そうですね、一応私がUTAになります、本日はよろしくお願いいたします。」
それに対して返答をすると、彼女は大きく目を開いた。何かに驚いているようだった。
「・・・へ。あ、あのあなたがUTAさんなんですね。いや~驚いて一瞬止まっちゃいましたよ。」
「あの~、何か気になることでもあったんですか?」
「あ、いえ、それほどの事じゃないんです。私の知り合いに同じような声の人がいるので、その声に驚いてしまったんです。」
「そうなんですね、まあ、似ている声の人は結構いますから、その人がだれか分からないですけどそんなこともあるかもしれないですね。でも、いい加減中の方に入りましょうか。」
「あ、そうですね、すみません外で長々話してしまい。では、私の後についてきてください。」
そうして、私はスタジオの中へと入っていったのだ。
UTAがスタジオに入るほんの数分前
「という事で、私はここのロッカーの中に隠れていますので、最初に指示された通りにお願いしますね。」
「分かったよ~」
「ドッキリ任せてね。」
今何をしているかと言えば、ドッキリの準備である。今回するドッキリは、私がロッカーに隠れている状態でUTAさんにメンバーの皆さんが私の事を聞くというまあ、ありきたりなドッキリである。
「さっき、スタジオの前に着いたって連絡が来ていたから、早くて五分以内には来ると思うよ。だから今のうちに配信も始めた方がいいよ。」
「そうですね、では今はさっさと配信始めちゃいましょうか。」
【唐突なコラボ】UTAさんの本当の姿【ドッキリ】
『なんか、いきなり始まったね。』
『いきなりの配信、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。』
『てか、ドッキリってなってるよ。』
『ほんとだ、どんなことやるんだろう。』
「みんな~こんかね~。G・L・V所属の唐暮茜だよ~。みんな~、元気にしてるかな~?。」
『唐突コラボ助かります』
『元気にしてます』
『配信始まったから元気になりました。』
『唐突に始まったけど何やるの』
『気になる』
「今私は、今日のコラボで一緒にやるカラーイッシュの皆さんと一緒にいます。」
「皆さんこんにちは。カラーイッシュでギターを担当しているKANAMEだよ。今回の唐突ドッキリが面白そうだから少しだけ参加させてもらうよ。」
「みんな~、こんにちは~。カラーイッシュで~。ベースを~、担当している~。SANAEだよ~。ドッキリは~。初めてだから~。とっても~。楽しみだよ~。」
「みんな。こんにちは。カラーイッシュでキーボード担当。RIOだよ。UTAの驚いた顔。見たいから。今回賛成したよ。」
「みんな~、こんににちは~。カラーイッシュでドラムを担当しているSHIONで~す。UTAのいつもと違う顔を見たいから。今回のドッキリを手伝っちゃいま~す。こんなことしてくれる友達はみんなにいないでしょ~。」
「まあ、この方たちと今回はボーカルである、UTAさんにドッキリを仕掛けていきたいと思います。まあ、唐突なため凝ったことは出来ないので、私が今いる部屋のどこかに隠れて、皆さんに私のことをどう思っているのかをUTAさんに聞くと言ったことをしてもらおうと思います。では、私は今から隠れますので後の事はお任せしますね。」
そうして、配信から茜の声が聞こえてこなくなった。
「じゃあ、UTAが来るまではいつもどうりさせてもらうのでUTAが来るまでお待ちください。」
『わくわく、わくわく』
『どんなことになるかな』
『楽しみだな』
『ドッキリの反応が気になる』
『裏の顔とかみたいな』
そうして、数分待つと扉が開く音が聞こえた。
「みんな~、ごめんね~。」
『来た来た来た!』
『ドッキリの行方はどうなるか』
『事故を期待しています。』
そうして、双子がお互いを知る時が来るのであった。また、Vtuber史に残る事故が起きるまであとわずかである。
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