表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/78

再会は突然に

「へー。なるほどぉ!!って、ヤバイやつじゃん!!やっぱり階段の踊り場で君の後ろを追いかけていたやつ……っあ」


 話を聞いて、かなりヤバイ感じだったので、勢い余って階段の所で見た、追いかけていく影のことを話してしまった。


 すぐに気がついて口を両手で塞ぐが後の祭り。


 水澄が「お前は迂闊なやつだ」って目で見てくるし、奏さんには「あーぁ、言っちゃったねぇ」見たいな感じでニコニコしている。


 彰彦くんは、みるみる顔色が悪くなっていく。


「ごごご、ごめん!!嘘っ……ではないけど、大丈夫だから。たぶん。えーいや、きっと?違う違う、絶対!俺は役にたたないけど!な、真宙くん」


 よくわからないフォローを口走り、最終的には真宙くんに同意を求めてしまった。


「おぇぇ?そそそ、そう!何とかしてくれるから。このお兄さんたちが!!」


 バァンと効果音でもつくのでは?と思うくらいの勢いで真宙くんが俺と水澄を紹介する。


「ん?」


 なぜ、俺も?

 普通そこは、水澄を、じゃないのか?


「え?」


 真宙くんと顔を見合わせて首をかしげる。


「俺も入っちゃうの?」

「え、入らないんですか?」

「うん。入れちゃだめだよ。俺はなにもできないよ?」


 俺たちがこそこそと話をしている横で水澄と奏さんも話し始める。


「そうなの?」

「あれは、ヘタレでビビりで視えるってだけだからな。あと何に役にたつかと言えば、囮か餌だな」

「酷いいいようだな!!」


 聞こえてきた悪口に言い返した時だった。


 バァン!! と大きな音と共に扉が閉まった。


「え?なに?」

「ふぁっ!!」

「ひぇっ!!」


 俺と真宙くんと彰彦くんは、音にビビって三人で抱き合うようにして一ヶ所に固まる。


 水澄が扉をじーっと見つめている。

 奏さん、なんでそんなに楽しそうなんですか?


「相変わらず、君といると退屈しないねぇ」

「楽しそうだな……さて、おい!ちびたち」

「は、はい!」

「終わらせ方は?知ってんだろ?」

「えっと……確か、塩水をぶっかけるか首を切り落とすか、です!」


 彰彦くんが言い終わると同時にカラカラカラ、と軽い音と共に扉が開いた。


 そこには、血の着いたカッターをもった熊のぬいぐるみがたっていた。


「ミィツケタっ」


 ぬいぐるみがちょっと舌足らずな可愛い声で宣言をしたのだった。


おまけ


伊織「塩水ってさ、どれくらいの濃度でもいいのかな?薄くてもオッケーでるのかな?」

奏「確かに。卓上塩一瓶をプールに投げ入れただけだったら、塩水って認定してくれないかもね」

伊織「あとさ、ぶっかけるって体のどれくらいにかかったら、ぶっかけられた認定なんだろうか?」

真宙「確かに!そんなに量なくても頭からかかったらオッケーとか大量にかかったけど、下半身だからだめとかいわれたら、心折れそう」


水澄「お前らなぁ。フィクション、ファンタジーにリアルを持ち込むんじゃねぇよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ