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あっくんの話

「水澄と一緒」「四人で」のどちらかを読んだ方、こちらの話に合流します。

 二人が落ち着いたところで、近くの椅子に二人を座らせる。

 俺も適当に座ろうとしたけど、小学生の椅子は少し小さいのでお行儀は悪いが机に座ることにした。

 奏さんも同じように机に座り、水澄は教卓にもたれ掛かっている。


 みんなが位置についた所であっくんに詳しく話を聞くことになった……




 えーっ、と。改めまして、彰彦って言います。

 みんなからは「あっくん」って呼ばれています。


 で、なんだっけ?そうそう。かくれんぼ!!


 あの日、みんなでやろうって話になって、やったんだよね。


 俺は隣の教室の教卓に隠れたんだけど、すぐ下校時刻になっちゃって。

 慌てて教室に戻ってランドセルを背負ったんです。

 すぐにみんなが来たし、先生の声もしたから慌てて帰っちゃって……


 人形とか用意したものは、もう机になかったからてっきり誰かが片付けてくれたんだと思ってたんです。


 え、俺より前に教室に戻ってきていた人ですか?

 どうだったかなぁ……

 すいません。覚えていません。


 でも、夜寝ようとしたら声が聞こえて……


「もぅいいかい?」


 って。


 子どもの声でした。

 その瞬間にぬいぐるみが探しに来たんだって思ったんです。


 俺、怖くなって。布団をかぶってずっと「まぁだだよ」って心の中で唱え続けたんです。


 でも、ずっとずっとその声は聞こえてて。

  もし、布団からでたら見つかっちゃうんじゃないかって思って、ずっと布団の中に隠れていたんです。


 それが今朝、急に「探しにいくね」って言われて……


 怖くなって、どうしたらって考えたんです。

 で、見つかる前に鬼を見つけて終わらせないとって思ったんです。


 とにかく、ぬいぐるみを探さないとって学校に来ました。


 学校について、玄関が開いてたから入ったんですけど、人の気配がないし、すげぇ静かだし。


 早くぬいぐるみをって階段まで移動したんですけど、なんか後ろから誰かがついてくるような気がして。


 足音が聞こえたんです。

 ペタペタペタって。


 もう、怖くて怖くて。

 急いで階段を上がったんですけど、足音はずっとついてきていて。


 もう、パニックになりながら自分の教室を目指したんですけど、焦りすぎて通りすぎたみたいで、気がついたら六年の階まできてました。


 でも、階段降りたら鉢合わせしちゃうと思って、とりあえず隠れてやり過ごすことにしたんです。


 そこに皆さんがきた感じですね。

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