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サピエンス科学『異世界原論』ーー異世界は誰に微笑むのか  作者: 江戸川Q
異世界は誰に微笑むのか
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『美』について哲学者プラトンを通じて述べたい。


 彼は哲学者ソクラテスの弟子であり、アリストテレスの師匠であり、 主な著作は『国家』『響宴』『ソクラテスの弁明』など、師ソクラテスを主人公とした「対話篇」の形式で多くの本を残した。


 彼は「美」の本質を肉体的な美しさではなく、永遠に変わらない究極の理想である「美のイデア」として捉えた人物である。


 現実世界の美しい花や肉体は、すべて時間が経てば衰え消えてしまう「不完全な美」であるが、プラトンは、それらの背景にある、永遠に変化しない完璧な美の根本(=美のイデア)が天上の世界に存在すると考えた。


 つまり「美のイデア」とはーー現実世界にある美しいもの(花や人など)を超えた、いつの時代も変わらない「絶対的な美そのもの」を指し、目に見える世界とは別の次元(イデア界)に存在するとプラトン哲学は考えているのである。


 また良く聞く「エロース(愛)」とは、 人が美しい肉体や芸術に惹かれるのは、魂がかつて天上で見ていた「美のイデア」を思い出し、それを通じてもう一度本物の美へと近づこうとする衝動(エロース)であると説明した。

 

 つまり精神的な美への階段として美しい個人の肉体を愛することから始まり、やがて美しい制度、美しい学問、そして最終的には「美のイデア」そのものを愛するよう、魂を高めていくべきだと、プラトンは主張したのである。 


 現代に於いては、プラトンは古典的哲学の中に席がある。

 然しながら『美』については、明瞭でもあり、自分もこれ以上でも以下でもない説明ができているようだと自分は理解している。

 

 そしてその説明故に、サピエンスの『核(コア)』としての『美』ーーつまり究極の理想である「美のイデア」が、現実世界にある美しいもの(花や人など)を超えた、いつの時代も変わらない、別の次元にある「絶対的な美そのもの」を探すのは、間違いないのかもしれず、ーーつまりサピエンスは、常に『異世界=新しい知=美のイデア』を探すと言うことになるのだ。


『異世界』を探るエッセイを書く筆が、何か核心に触れたかも知れない。


 どうだろうか?


 今はそんな余韻が有るが、まだ、もう少し、筆を進めたい。






  




 


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