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気分の趣くままに、筆を走らせている。『異世界』について『神域』『霊域』を二つ、現実と背中合わせの存在として、探し出した。
確かにこの両域は『域』という『空間』として『異世界』として存在している。
そして普段は何気ない日常に存在しているのだが、ふとした瞬間、両域は訪れる朝に夜にその姿を変え面前に現れ、その空間にサピエンスを閉じ込めてしまう。
それは心理的作用が勿論、大きく作用しているのは間違いないが、ーー『異世界』である。
はて…
今趣くままに『心理的作用』と書いた。
書いていた筆を止める。
それはなぜか?
『心理的作用』が、何故か思考するには十分な題材に思えだからだ。
つまり作用とは何か?
それは『Art』が持ち得る要素である。
『Art』の語源は、ラテン語の「アルス(ars)」であり、さらにその元はギリシャ語の「テクネ(techne)」といわれている。これらは「技術」「技能」「手仕事」を意味している。つまり『作用』である。
つまり『心理的作用』とは内面に影響を及ぼす『Art』と言うことになる。
…となれば、背中合わせの『異世界』には心理的作用が関わるという側面があるということを意味している。
確かに『神域』『霊域』には心理的作用が関与すべき余地がある。
となれば『異世界』というのは、ーー『心理的作用』もまた加わらなければならない訳であり、そうなると冒頭の裸足の中年男性は『心理的作用』を自分に与えたに違いなく、思えば、自身はそれを認めるのに十分な理解を示す事ができる。
つまり此処で『心理的作用』により生まれる背中合わせの『異世界』を探せば良いと言う選択肢を得たと言うべきかもしれない。
その選択肢を持って『異世界』を見つけるべく、筆を進めてゆきたい。




