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サピエンス科学『異世界原論』ーー異世界は誰に微笑むのか  作者: 江戸川Q
異世界は誰に微笑むのか
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『遺跡』を、ーー「ruins」と英語では書く。つまり廃墟、遺構と言うべきものだが、してそれらが難波の地に有ると書いた。勿論、理由がある。


 その理由はさして難しくない。


ーーどうだろう?


 初等教育に於いて、仁徳天皇陵をはじめ、そうした墳墓群が難波の南ーー現在の堺市だが、其処に点在する事を、皆さんは習わなかっただろうか?


 …そう言われると、歴史に興味が薄い方以外であれば、あ…そうだなと気が付かれる方もいると思う。


 これらの古墳墓は分野別に諸説有るが、概して大倭(やまと)由来の固有埋葬文化というより、寧ろ大陸半島の影響を受けて造られている。


 つまり古代のシンボルであり、また魂木霊す『霊域』である。そして、これらは墳墓群は難波の地に有るが、然しながら、全国他所にも、存在している。


 なかんずくも古墳墓群の佇まいは日常と背中合わせに存在し、霊域として、ひっそりとしているが、その場を訪れた人々は其処に現代とは懸け離れた古代人の営みを感じ得なくもない。


 そして感じ得た時に面前に『異世界』の存在を認識することだろう。


 日本だけではない。ストーンサークル、モアイ像群等、もしかしたら古代の埋葬文化と関連する空間は、また現実と背中合わせの『異世界』と言えないだろうか。勿論、別解釈になればこうした遺跡ぐんは『隠知(オカルト)』でもある。


 そう思うことで、またひとつ背中合わせの『異世界』を探り得たように思うが、如何だろうか。




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