⑩森の木々の怒りを買う
こんな状況ではタンポポウに圧力
かける状況ではなく勿論トリアナを、
奪うとかの騒ぎではない。村人も
「ゲビタ家は結構無茶な開墾したから
林の主の逆鱗に触れたのでは?」
そんな噂が流れ出した。
何しろ他の畑は豊作でありまるで
問題無い。タンポポウが手入れして
いる薬草畑は大豊作であり林に
薬草取りに行かなくても良い状態で
あった。実はタンポポウは林に入ると
姥櫻井の木にいつも感謝の言葉と
肥料を、供えていた。こうして
タンポポウに対する嫌がらせや
圧力は無くなりトリアナもほっと
した。実は自分が力を使えば
ゲビタを、殺してしまう。異界の
植物故に戦闘は得意である。だが
タンポポウとの事考えるとそれは
絶対出来ない。だから同じ木の精霊に
助けを、求めた。もうゲビタ家は
没落して畑も手放し細々と暮らして
いるそうだ。あとはお互いの気持ちを
確かめるだけである。だが勇気が無い
タンポポウとトリアナであった。だが
いつもの魔素吸収の時に事件が
起きる。その日は雷が鳴っていて
荒れた天気であった。生まれたままの
姿でトリアナに魔素あたえる
タンポポウだったがその時雷が近くに
落ちた時にびっくりしたトリアナが
タンポポウにしがみつく。トリアナは
雷が大嫌いで思わず飛びついて
しまう。その時バランス崩して
ベッドに倒れる二人に更なる
アクシデントが起きる。偶然に
キスしてしまう。いつもなら魔素を、
与える為にキスはするが今回は
心構えが無い状態でのキスで二人
して顔が赤くなる。その時に
タンポポウが
「トリアナ好きだ。」
真剣な眼差しで言って来た。




