仲間は無事合流
息抜きのお話ですが、お付き合いください。
俺達はアリシアさんやエリア、遺跡街が心配なので全力で遺跡街に帰還する事にした。
帰る途中は大惨事になっていたけどこの辺の事は後回し。
ミリアがやったと思う魔法壁の中は無事だったが、オルワール兵の奴等は外側の大惨事で大混乱中だ。
◆アリシア視点◆
私とエリアちゃんはミリアさんを見守る事しかできませんでした。
「アリ姉、ミリアって飛べたんだね!」
エリアちゃんはミリアさんが飛べた事に驚いていましたが、今回のミリアさんはいつもと違う雰囲気でした。
黒髪・黒衣装がトレードマークだったミリアさんでしたが、私体の前で綺麗な白金色の髪、白衣装に変わったのです。
元々から綺麗なミリアさんでしたが、世の中の彫刻や絵画がミリアさんをモデルにして作られたかのように、そんな神秘的?神々しい感じまで漂ってくる女性に見えます
ミリアさんは岩石の落下ポイントを聞くと空気を破壊するような速度で飛んで行ってしまいます
その後、大魔法を防いだミリアさんでしたが、爆音と共に事が全て終わった後には、その場からミリアさんの魔素反応が消えます。
心配になって私の鑑定やエリアちゃんの魔素探知でミリアさんの行方を探していたら
「アリシアよ、妾を鑑定してはダメじゃぞ」
突然後ろからミリアさんに話しかけられたのです。
びっくりして後ろを振り向いた時にはいつもの黒髪・黒衣装のミリアさんがそこに居ました。
彼女は口を止めるような仕草をした後に
「女は秘密が多いほど魅力的じゃろ?」
彼女の真相部分を見てしまった私は何も言う事が出来ませんでした。
ミリアさんに対して私は何も言わず頷き、この事は今は秘密にしておく事に決めました。
「ねぇねぇミリア!あれ何だったの?、ミリア飛べるんだね!」
「そうじゃのぉ 変身じゃ! カッコ良いじゃろ!」
「私も出来るかなぁ!」
「変身は秘密なんじゃ!、秘密が守れないと教えられんのぉ」
「うん!秘密にするから教えてよ!」
「まず己の魔素を・・・・・・・・」
ミリアさんとエリアちゃんとの会話を聞いていると、私の思っていた事が、何か崩れるような気もしますが、時が来たら彼女自身から話してくれる日が来ると思います。
こんなことがありましたが、リックさん達が無事に帰って来たようです。
◆◆◆
「あれミリアだったんだな、俺は遠くからじゃ分からなかったぜ!」
トニーが気楽に話しかけている。
元々現場からではトニーもキャノも何が起きてるのか認識できていない。
ここに返って来てからアリシアさん達の会話を聞いてあれがミリアだったと認識している程度。
あの場でミリアと認識していたのは、リーザさんとマイだったかな。
彼女達は魔素反応で認識していた感じ。魔法特性があるとそういう物なのかと。
俺も最初はミリアだとは思わなかったが、俺の気配察知がミリアそのものだったのでミリアなんだろうな位な認識だ。
流石に上空数千メートル先の人なんて肉眼で見える訳が無い。
まぁあの場所では危険を察知したから全力で逃げたんだけど。
全力で危険信号が消えるまで走り続けたら、大爆音と共に周囲が真っ白になって気が付いたら周辺は焼け焦げているしで、あの時に全力で逃げなければ俺達も危なかった訳だ。
あたらめてこの場で思い出すと帰り道は酷い物だった。
ミリアが張った魔法壁?のような物の中に入っていた者は生き残る事が出来たが、外周に居た者はほぼ死亡だと思う。
飛び散った隕石みたいな物が高温を発しながら降り注いだようで、燃え盛る森の中や街道に焼け焦げて炭化したオルワール兵を多数確認した。
俺もあの時は、不思議と死体を見ても何ともなかった。
遺跡街に近づくと敗走や投降するオルワール兵達で混乱していた。
残党処理みたいな感じでブラスケや冒険者の人達が片付けみたいな事をしていたので、この辺は全部彼らに任せて、遺跡街の無事を確認する。
俺は改めてミリアに感謝の言葉を伝える
「今回はミリアありがとうな、お前が居なかったら俺達も死んでいたし、遺跡街も壊滅していただろう」
「最初からの約束じゃ、リック達も遺跡街も妾がきちんと守るぞな」
ミリアとは最初敵対していたエルダーリッチだったが、俺がブン殴った事で興味を持たれ仲間になった一人だ。
今の今まで彼女の強さについては、あんまり気にしていなかったのだが、今回の一件で彼女は絶対に何かを隠していると確信する。
けど追及するのはやめておこう。
別に今の関係が良好ならそれで良いでしょう。
初めての戦争だったけどデンジャーゾーンメンバーは全員無事で良かったよ。




