表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/294

イオス王の心境

キャノの心境とイオス王の心境の話が無いと次話に繋がらないので

同じようなお話ですが、お付き合い下さい。

 初めてのあの青年と会ったのは息子ビジェイの暴走を止めるべく、キャノーラと共にビジェイのいる闘技場向かった時であった。


あの時はビジェイが人間族のリックという青年とアリシアという女性を遺跡街から拉致したと言う報告をキャノーラから聞き、ビジェイの真意を確認すべくビジェイの元へ向かった様な感じだ。


 私が到着した時は丁度リック青年とビジェイとの戦闘中。

彼からは全く殺意を感じられ無かったが、ビジェイは冷静さを失い、とてもオーガ族の戦闘スタイルとはかけ離れた戦いになっていた。


リック青年はアリシア嬢を庇いながらずっと戦い続けているようだったが、ビジェイに致命傷を与えないように戦っていたのである。


 私も一国の王である、力量等は鑑定魔法を使わずともある程度の強さは直感で大体は把握できる。

 鑑定士達はレベルと言う数値で相手の強さを数字的に判断しているようだが、私は感覚でそれを把握する感じで固有スキルと言われればそうなのかもしれない。

 鑑定士が高レベルだから気を付けろ等と忠告する時もあるが、私が感じる強さの感覚とのズレが生じる事も多々あるのである。


 鑑定士によるとリック青年のレベルは3。オーガ族であれば10歳未満の子供でもこの位のレベルが普通である。

 レベル3ではとてもビジェイに太刀打ち出来るレベルでは無いのだが、彼はビジェイの攻撃を軽々と交わし、ビジェイを殺さない程度の攻撃繰り返していた。

 また、レベル3の筋力では本来アリシア嬢を抱える事も不可能であり移動すら出来ないと思われるのだが、彼は普通にそれをこなしている。


私はこれらを遠方で観察するようにずっと見ていた。


 ビジェイが魔法士から回復魔法をかけられた所で私はリック青年の前に登場する事にする。

彼からマッソWゴールドドリンクという物を貰い、全盛期まで回復した体の礼の事もあったが、戦いを見ていて彼に興味が湧く。


 実際に話しをしてみると町人よりも教育を受けているかのような話し方ではあったが、王族に対する接し方のような物はわからないようだ。


一緒にいたアリシア嬢はそのような経験があるのか即座に対応している。


 まぁ難しい事はあまり気にしないように促し、握手にて相手の力量を測ろうかと少しだけ力を試す事にしたのだ。


 小柄な青年なので手の大きさが私とは全く違っていたが、彼に握手を求める事にする。

少しだけ力を入れると彼も行動を理解したのか握り返してきたので、徐々に力を強めていく。


その時、私の脳裏に危険信号が走る。


これ以上力を入れると逆に私の手が握り潰される!?

直感的にそう感じた


王になる前に何度も死線を潜り抜けて来たが久しぶりの危険信号である。


全盛期の肉体でありながら降参を味わったのだ。



リック青年にはどんな秘密があるのが私は非常に気になってしまっている


実際にこのような体験をするとキャノーラが興味を示すのも理解できる。

始めてキャノーラにリック青年の話を聞いた時は、そんな人間族が居る訳が無いと思っていた。

しかしキャノーラがリック青年の話をするときの目の輝きや声の高さの変化等とても楽しそうに話すのである。


実際、私自身が体験してしまうと、出来れば近くに置いて様子を見たいと言う衝動に駆られる。


そのような考えや思いもある為、彼に対する考えにも熱が入る。


しかしそれを真っすぐに否定したのは妻のイクシだ。


彼女から見るリック青年の第一印象は最悪であり、彼女はリックのレベルと容姿で完全に彼を否定した。


オーガ国は何においても戦闘力重視の国なのである。


もちろん知略に優れた者も居るのだが、たとえ知略で優れていても最終的には自分の身は自分で守れという認識が強い。



妻が完全否定している所で、ドラゴンの出没の一報が入る。

イクシはLV3のリックにドラゴン討伐を命じた。


もちろん私とキャノーラもサポート付く形で同意を得たが、普通ならばどう考えても、リックは死ぬだろう。

我々がメイン討伐を行い、リック青年達にはサポートに回ってもらう手はずの予定だったが、彼らはそれをあっさりと否定する。


 結局の話別行動になり、我々の部隊はからはドラゴンが離れ、メインのドラゴンとの戦闘はリック青年のパーティの方となってしまう。


 そこで見た物は想像を絶する物だった。


我々が今までドラゴンだと思って戦っていた物は何だったのか?とおもわれるような別次元の戦いが始まっていたのだ。


森は一瞬にして焦土化し、岩石が一瞬にして溶けるようはファイヤブレスやファイアボールを彼らはそれらを防御し戦っている。


何度も全滅か?と思われたのだが、戦闘は続行されていた。


我々が現場に着いた時には戦闘は終了し完全に破壊されたドラゴンの死骸を確認する事となる。


 彼の強さなのか?彼らの強さなのかわからないが、たった5人でドラゴンを討伐してしまった事は事実なのである。


このドラゴン討伐戦でイクシも納得してくれるだろうと思う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ