表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/294

ナイトデット壊滅

無事に20万文字を突破しましたので連投したいと思います。


領都内で爆発事故があり、宿屋が一件全焼したと言う報告が入る。


おそらく、ホークとイーグルがやったに違いない。宿屋には例のラベールの娘が宿泊しているとの情報も入っていたからだ。


「ナイトホークとナイトイーグルはどうしたんだ?、あいつらが宿屋を爆破したのか?」

「ホーク様もイーグル様も連絡が取れません」


あいつらが連絡を寄こさない場合、大体が仕事に失敗して逃げた時だ。過去にも何度かあったが、それだけシビアな仕事をしていたので大目には見ていた。

今回の事前報告ではLV9とLV7の女の始末である。LV41の化け物クラスの女戦士とLV3の良く分からない男が居ると言う事で、危険業務専門のホークとイーグルを送った。


特に何かを感じた訳では無いが、ふと執務室の扉に目線を移動する


「ナイトデッドのボスはお前かの?」

そこには黒髪の妖艶な女が立っていた。


「娼婦か?誰が呼んだんだ!この非常時に」

女の後ろから2人組が表れる

「ホーク、イーグルお前の連れか、この非常時に女連れとはいい度胸してるな!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「この男達の雇い主はお主かの?」

「娼婦は黙ってろ!今それどころじゃねえんだ!」

「おい誰か来い!この女を追い出せ!」

「呼んでも誰も来んぞ」

先ほどまでは人の気配が感じられていたがのだが、今は全く感じられない不審に思ったボスはイーグルとホークに近づいて初めて異常事態に気が付く。


胸のあたりが真っ黒になり、穴が開いていたのだ。


「こやつの脳みそに聞いてみたのじゃが、妾達に襲撃依頼をした者の名前が出て来ないじゃよ、だからここに来た訳じゃ」

「お主なら知っておるかの?」

「おい!誰か居ないのか!襲撃だ!!!」

「だから呼んでも誰も来ないと言っておろう」


イーグルとホークは全くの無反応であり、彼等の目には生きている気配を感じない。

「貴様死霊使いか!」

ボスは机の中から最高級とされる聖ポーションの蓋を開け投げかけるように娼婦に向かって液体を振り撒く。


闇属性等の負属性を得意とする術者やアンデットには光・聖属性等を嫌い、有効に作用するはずだ。

アンデット化したイーグルとホークは聖ポーションが付着すると、イーグルとホークは苦しそうに悶え、体からは煙が発生し、肉体が溶け始める。


ただ、聖ポーションを被った娼婦は一瞬不快な顔をしただけで、それだけ。

「貴様!聖ポーションも効果が無いのか!!何者なんだ!」


ボスは棚から、杖を取り出す

「ほぉ,そんなものまであるのか、でもそれをこの部屋で使うとはお主も死ぬぞ」

「貴様!これが何か知っているか!」

火属性の古代魔法が付与されたアイテムで、回数に制限がある物の強力な火属性魔法を誰でも放つ事が可能なアイテムだ。古代魔法アイテムは希少性や威力の強さ等から一般には流通していないアイテムなのである。今回のようにアジトが襲撃された時に証拠隠滅の為の自爆アイテムと言って良い。


ボスは杖を娼婦に向け

「ファイヤーボール!」と叫ぶが何も起こらなかった。


「??!なぜだ!魔法が起動しない!」

「魔法を無効化しておるでな、とっとと話をせんか」

「くそー!もうだめか!秘密は絶対だ!」

ナイトデットの構成員はおそらく全滅。ここに居るのはアンデット化したイーグルとホーク。

あとは正体不明の女だけ。最強アイテムも無効化され絶対絶命を感じたボスは、自分が覚えている秘密事項を絶対にこの女に知られる訳に行かない。


ここからの秘密が明るみになると、ボス自身の家族・その他裏組織、それらに関わる闇貴族の情報が明らかになってしまうからだ。

特に自分の一族の情報を知られるのは最もマズイ。


ボスは机から丸い何かを取り出しピンを引き抜くと口の中に詰めた

「何をやっておる」


パァーン!


という爆発音とともに、ボスの上半身はバラバラに吹き飛んだ。

ミリアは魔法防御壁を展開していたので全くの無傷であったが、部屋の中は上半身の無いボスの体が残っており周囲には肉片と爆発の煙が充満していた。

「自害しおったか・・・脳みそも吹き飛んでおるの。こやつから情報を引き出すのは無理かの」

ミリアはやっちまったという表情でため息をつく。

「おいおまえら、金目の物を集めよ」

アンデット化したホークとイーグルはノソノソと動き出し、秘密金庫や事務所の金庫の位置でウロウロとしている。

「開けられんのか・・面倒な奴よのう」

ブラスケを召喚し、金庫の扉を引きちぎり、中から金品を取り出す。ボス部屋の金庫には顧客リストのような物も入っていた為ミリアはそれをパラパラとめくり内容を確認する。

トレジャーサーチ系の魔法を使い建物内に変わった所が無い事を確認すると、ホーク・イーグルアンデットに命令を出す。


「お前ら、ここに火を放ち全て燃やせ。そしてお前たちの仕事は終わりじゃ」


ホーク・イーグルアンデッドは無言で動きだし、アジト内に油を撒きはじめ、やがて油に点火するとナイトデットのアジトは激しく燃え上がり、暗殺組織ナイトデッドは壊滅する。



しばらくしてから、全焼した宿屋の店主の元にナイトデットアジトから持ってきた金品がそっと贈られる。


一緒に「これで許してくれ」という手紙が添えられていたという



PVも徐々に増えており、読んで頂ける方々に感謝します。

ありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ