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異世界転移は意味不明 ~レベル社会で生活できるようにかんばります~  作者: els


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中央公園にて

 奴隷組合との約束の時間に中央公園のオルワール像の前に到着する


既に奴隷組合のダイディと鑑定士、それに組合員なのか合計5人ほどの男達が既に待っていた。

 こちらはリーザさんと俺、アリシアさんとエリアの4人。トニーとマイは俺達よりも先に、カップルを装って俺達が見える範囲でこちらの様子見ている感じ。ミリアはフライちゃんを上空に待機させて公園内を散歩中?。


不可視化されているフライちゃんが報告に来てくれる

『そこにいる男達と同じ雰囲気の男が100m以内に5人いるよ』

同様の事をトニーとマイにも伝えるとフライちゃんは上空に戻っていく


まぁ見えないから、いきなり話しかけられると驚くけどね


「こんにちは。約束通り来たようだな」

ダイディが話を始める。

「そっちの3人は何だ?」

この辺の話はリーザさん主導で行って貰っている。俺だと舐められるんだよな・・


「うちの組合員だ鑑定結果の不正が無いようにする為の確認係だから気にするな」

「そっちの2人がアリシア・ラベールとエリアだな。冒険者と聞いていたが、メイド服という事はどこかで雇われているという事なのか?」

「そうだ、私の依頼主の元で働いている。守秘義務があるのでこれ以上は聞かないで欲しい」

「了解だ」

貴族とのやりとり等の場合は守秘義務が必ず発生する。リーザさんが上位冒険者であるならその言葉の意味も重くなる。


「お二人とも、私は奴隷組合のダイディだ。本人確認の必要があるので少しだけ質問させてもらうぞ」

アリシアさんとエリアの二人は軽く頭を動かし同意の意味を示す

「名前はアリシア・ラベールとエリアで間違いないな?」

二人とも同意する。

「ダンジョンからどのように出て来たのが教えて欲しい」

「あの日、一緒にいた男奴隷の方が魔獣と戦い、見たことの無いモンスターが表れたので、私達を連れて来た冒険者は私達を見捨てて逃げてしまいました。その時にそこにいる女冒険者が表れ私達を助けてくれたのです。」

「どこの街を拠点としているのか?」

「ダイディ殿、守秘義務があるのでお答えできない」

アリシアさんが答えにくい質問に関してはリーザさんが「守秘義務」として回答している。


言葉に詰まったようなダイディだったが、続けて質問を始める。

「・・・、見たことの無いモンスターとは何かわかるか?」

「いいえ、ただの商人の娘ですし、こちらの娘もただの村娘だったのでモンスターの知識はありませんし、冒険者方が逃げたのでそれ相当のモンスターだったのでは程度です」

「一緒に居た男奴隷はどうなった?」

「わかりません」

「お二人とも奴隷だったはずだが、奴隷契約はどうに解除した?」

「わかりません」

「ダイディ殿、そろそろ鑑定して本人確認を済ませてしまえば良いと思うのだが、まだ質問があるのか?」

リーザさんは威圧を始める。

「そうだな、鑑定をさせてもらうぞ」


鑑定士が鑑定機を取り出して、鑑定を始める。

【名前】アリシア・ラベール【LV】9 【種族】ハーフエルフ 【年齢】18 【職業】使用人 【犯罪歴】なし


【名前】エリア【LV】7 【種族】人間族 【年齢】16 【職業】使用人 【犯罪歴】なし

奴隷組合の鑑定結果ではこのような状態で表示されたようだ。

ちなみにレベル・職業はミリアによる偽装である


「ダイディ様、本当に奴隷解除が行われているようです。職業欄をご確認下さい」

「奴隷管理リストとも一致している」

「ここの組合の鑑定機で再鑑定と表示されるので本人で間違いないかと」

「どうやら本人のようだな」

「ダイディ殿これでよろしいか?」

「こちらも確認が取れたので、捜索依頼を取り消す手続きを行う」

ダイディの確認と同意も取れたので、リーザさんは袋をダイディに手渡す。

ダイディは袋の中身を確認すると、一瞬表情に驚きが見られたが、それを顔に出さぬようにそっと懐の中にしまった。

どこの社会にも揉め事の時には必ず存在する、”手切れ金”という物だ。

 ここで受け取れない等と始まると面倒ごとになるのはダイディも分かっていたので、ダイディから見れば受け取るしかない金だ。

金額の方はアリシアさんが事前に当時の自分達の価値を換算して決定しているので、ほぼ相場通りなのだと思う。受け取ったからには、もう二度と干渉するなという意味も込められている。

「後日、取り消しの確認書を受け取りに行く」

「了解した、取消書発行までに最短でも4日ほどかかるので、改めてに組合まで来てほしい」


そして奴隷組合との取引は終了した。

「何かあると思ったが、何事もなく話が進んだな」

「リックさん、そうでも無いみたいです。ずっと周囲を鑑定していましたが、組合員と紹介された3人の男。LV25以上でした。詳しく鑑定すると私が鑑定している事に気が付かれるので」

周囲に居た5人もLV25~30とこんな公園の中に居るのは、どうみてもおかしいという判断で、


俺達はこの後に何かある事を想定して警戒する事にした。



場所は変わりナイトデットのアジトにて

「ボス、やつらの情報がこちらです」

「オルワールや奴隷組合の奴が持っていた情報とだいぶ違うな」

「やつら、新しく見つかった遺跡街から来てますね」

「レベル関係は全て偽装と疑った方が良いな」

「推測ですが、このリックって男LV3なので、もしかすると犯罪奴隷2048号

の可能性もありますな」

「本来なら俺達が出るような仕事でも無いのだが、様子を見に行った奴らの報告と合わせると厄介な仕事だな」

「さっきの公園でも何者かが鑑定を使ってこちらの様子を伺っているようでした」

5人は不可視の魔法で隠れていたはずなのだが、それも破られていた事になるな

「ナイトイーグルとナイトホークを呼べ」

「了解しました」



場所は変わってリック達の宿屋にて

「リックぅ!、疲れた!」

変装を解いたエリアが俺に抱き着いてくる。

「エリアは何にもしてないだろ。まぁでもお疲れさん」

「でも4日間は油断するな、話がすんなりと進みすぎだ」

「そうね、公園に居たLVの高い8人も気になります」

流石に宿屋で威圧しっぱなしだと他の客に迷惑がかかるのでリーザさんも俺も平常に戻っている。

夜間はフライちゃんが監視してれるようだから問題は無さそう


「妾がゴーストでも召喚してやろうかの?」

「やめてくれ、お化け騒ぎで宿屋が潰れちまうぞ」


意外とスムーズに話が進み過ぎている事に若干の不安を感じながらも4日間の警戒が続く事となる。

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